2012-09-17

Q.E.D.進学塾の宿題(2)~小学6年生編

Q.E.D.進学塾の小学6年生のKちゃんの3連休中の宿題は、
(1) 数学・・・毎日0.5ページずつ×3日=1.5ページ
(2) 社会・・・火曜日に実施する「第5章・単元テスト」の試験勉強
の2教科です。

社会はKちゃんの大好きな教科です。「好きこそものの上手」で第4章までの単元テストでは常に7~8割の得点を挙げています。中学生用の教材を学習中にもかかわらずこの高得点、よく勉強している証拠です。

算数が嫌いだったKちゃんですが、数学の学習を始めてから俄然やる気になってきました。計算の10問テストでは、これまでの最低点が60点、最高点が82点です。10問テストなのに何故「2点」という端数が出るのかと言えば、下記のような【部分点】で採点をしているからなのです。

【例題】
1-(+2)-(-3)+(-4)+(+5)-6
=1-2+3-4+5-6
=(1+3+5)-(2+4+6)
=9-12
=-3

【解法】 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・【部分点】
step0. 問題をノートに写す。・・・・・・・・・・・・ 1点
step1. ()を外す。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1点
step2. 正の項を□、負の項を○で囲む。・・2点
step3. (正の項の和)-(負の項の和)。 ・・・・ 2点
step4. A-B。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2点
step5. 答え。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2点
計 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10点

部分点を導入した狙いは以下の3つです。

(1) 正確性を高める。
Kちゃんはおっちょこちょいが玉に瑕で、これまで「問題の写し間違い」が頻発していました。それを防止するための「部分点」です。 国語の「書き抜きなさい。」という問題を筆頭に、正確に写し取ることが要求される場面は多々あります。試験のときだけ正確に書こうとしてもできるものではなく、やはり平素からの訓練が大切なのです。落とさなくてもよい点数をみすみす落としてしまうことのないようにしたいものです。

(2) 見直しをしやすくする。
一行一行が得点に結びつくので途中式を省略しなくなります。すると見直しが容易になるのです。どこで間違えたかを知り、同じ失敗を繰り返さないためには、解法のプロセスを記録しておくことが不可欠です。

(3) これからの試験対策。
学年が進むにつれて記述式問題の割合は増加していきます。それに伴って部分点のもらえる機会も増加します。埼玉県公立高校入試における部分点の裁量権は各学校に委ねられていますが、どこを受験するにしても途中段階を確り書く習慣を今のうちから身に着けておきたいものです。

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