2022-11-30

QED進学塾の高校受験生(R)~今回の理科

QED進学塾の高校受験生のRくんの今回の理科です。

Rくんは、登塾すると直ぐに『オリテキS-road理科』を開きました。
そして「ばね」の計算問題を学習しました。

『数式は言葉だ。計算じゃない。』
これは、とある大学受験予備校の物理の講師のテレビコマーシャルでの言葉です。
塾長も同意です。

Rくんは、「ばね定数」の単位である[N/cm]から、数式を「言葉」として理解することができました。
そもそも、中学校では「ばね定数」という言葉が出てきません。
そこで、Rくんは、自動車とその模型(プラモデル)のばねの違いから、「ばねによって強さが違う。」ことに気付きました。

こうなれば、もうしめたもの。
『オリテキS-road理科』には「ばねを1㎝のばすのに必要な力」という表現で「ばね定数」の説明が掲載されていました。
これをRくんは「のび1㎝あたり□N(何ニュートン)」という言葉に置き換えました。

また、「1あたり」を後ろから書く術をRくんは既に習得しています。
だから、Rくんは「のび1㎝あたり□N(何ニュートン)」を[N/cm]に翻訳することができたのです。

あとは、これまたRくんが習得している「てんとうむし」に当てはめて解くだけ。
ここからは、「ほぼ」ノンストップで解けたRくんでした。
「ほぼ」と言うのは、分数を小数に直すところでRくんの鉛筆が止まってしまったからです。
塾長が「10分の」「100分の」「1000分の」の使い方を説明すると、Rくんは依然習ったことを思い出して、答えを小数に直して書くことができました。

『数式は言葉だ。計算じゃない。』(再掲)
塾長は、これを「言葉8割。計算2割。」と翻訳します。
今回授業のRくんがまさにこれでした。
ばね定数[N/cm]をRくんが理解するのに要した時間は、ぴったり上記の「8割2割」だったのです。

Rくんがこの「8割2割」を体感したことは、今後Rくんが理科の計算問題を学習して行くうえでの指針となったことでしょう。
「言葉」で十分に理解して、それから「計算技術」を練習する、そんな理科の計算問題の学習法を、Rくんが覚えることのできた今回の授業でした。

Rくんがこの調子で理科を学び続けて、これまでの「北辰テスト」でほとんど得点できていなかった計算問題を、これからは打って変わって得点源としてくれることを、塾長は大いに期待しているところです。

0 件のコメント:

コメントを投稿