2021-06-23

QED進学塾の小6生~本日の学習予定

QED進学塾の小6生の本日の学習予定です。

1.児童の質問受け付け。
2.先週までの積み残し。(電気回路)
3.先週までの積み残し。(電気回路以外)

このような優先順位で学習します。

囲碁には「大場より急場。」という格言があります。
囲碁は陣取りゲームです。
より広い陣地を取った人が勝ちとなるゲームです。
だから、大きい場所すなわち「大場」を打つべきなのです。
しかし、それよりも大急ぎで打たなければならない場所があります。
それが「急場」です。
たとえば、自分の大石(たくさんの石)の命が危ない、大石を殺されたら自分の負けが確定してしまう、そんなピンチであれば誰もが大急ぎで大石を助けに行くでしょう。
文字通り「命がけ」で「急場」を打たなければいけないのです。

「急場しのぎ。」という慣用句があります。
今何か重大な問題が発生していて、そのピンチを脱するために大急ぎで対策を取るときに使う言葉です。
この慣用句は「その対策はあくまでも間に合わせであって、問題の本質的な解決には至っていない。」という意味をも含んでいます。

授業の冒頭に児童が塾長に質問をしてくるのを大げさに言えば「SOS信号」です。
塾長は急いで救出に向かわなければなりません。
塾長には「急いで助けに行かなければ。」との思いと同時に、「急場しのぎにはしたくない。」との思いもあります。
児童が今困っている問題をすぐ解決すること、その解決法が他の問題にも役立つこと、この2つを両立させたいと塾長はいつも考えているのです。

a. その問題でしか通用しない解法=単なる受験テクニック。
b. 他の問題にも応用できる解法=問題の本質をついた解法。
すべてがa.b.に当てはまると言うのは言い過ぎかもしれませんが、おおむね当たっていると塾長は思うのです。

児童が先週学習したのは、分数と小数が混在している問題を整数のみの問題に代えて解く解法でした。
この解法は「逆算」(方程式)を解くのに用いたのですが、「四則混合計算」「等式の変形」「式の値」「拡大と縮小」(相似)でも同じ解法・考え方が通用します。

ここ3週間を振り返ってみると、計画通りに授業が進行することはありませんでした。
そして、そのような状況は今後も続くと予想されます。
塾長はそれでよいと思います。

今後の授業について塾長が考えているのは、
(1)児童の質問に直ちに答えること。
(2)その答えが児童の特長やこれまでの学習の歴史(積み重ね)を活かせるものであること。
(3)その答えが本質的かつ応用範囲の広いものであること。
以上の3点です。

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