2015-06-09

Q.E.D.進学塾の小学5年生~基礎から応用へ

Q.E.D.進学塾の小学5年生のFちゃんは、昨夜8時半まで算数の居残り勉強をしました。3けた÷2けたのわり算の筆算をもう一度学び直したのです。

【例題】25÷3=8あまり1

25cmのすきまに3cmの消しゴムは何個並べられますか。
→25の中に3は□回。

Fちゃんは上記のような考え方、すなわちわり算の意味するところをすっかり忘れていました。

そこで塾長は数字の簡単な【例題】にて、「わり算とは何か」をFちゃんに再学習してもらったのです。

Fちゃん「消しゴムが8個並んで、1cm隙間が余ってる。」
塾長「よくできました。」

「÷3」の意味は「3は何回入るか」です。割り算の基礎となるこの考え方を再認識させるのに打ってつけの方法があります。

筆算の式の「3」の下にたった一文字「は」と記入するだけでよいのです。

すると「3は」と読めます。そこから「25の中に3は□回」を思い出すことができるのです。

【例題2】239÷38=6あまり11

24(0)の中に4(0)は□回。
4×6=24だから、□=6。

上記の解き方のポイントは2つ。ひとつは最後を(0)にすること、もうひとつは四捨五入です。

Fちゃん「四捨五入は習ったけど忘れてた。」
塾長「『習った』ことを覚えているだけでも立派よ。」

Fちゃんが「3けた÷2けた」を初めて学習したときには、まだ四捨五入を習っていませんでした。「3けた÷2けた」を再学習した昨夜の授業では、わり算と合わせて四捨五入を活用することを新たに学んだFちゃんです。

1時間で学んだことを1週間で忘れる→30分で再学習する→1か月覚えている→忘れる→15分で再学習する→半年覚えている・・・

再学習を重ねるごとに、学習に要する時間は短く、覚えている期間は長くなって行くのです。

ある単元のn回目の学習からn+1回目の学習までの期間に、関連性のある別単元を学習するのはよくあることです。昨夜のわり算の筆算に別単元の四捨五入が活用できたように。再学習は単なる焼き直しではなく、児童が新たな付加価値を得る好機なのです。

学年が進むにつれ、一つの単元を学習する際に合わせて活用できる単元の数は増加します。Fちゃんが複数の単元にまたがって思考する機会を増やし、Fちゃんの活用力・応用力を伸長して行きたいと塾長は考えています。

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