2015-06-24

Q.E.D.進学塾の中学1年生~22時20分まで居残り勉強

Q.E.D.進学塾の中学1年生のKくんは、昨夜22時20分まで数学の居残り勉強をしました。

昨夜Kくんは理科と英語の提出物を抱えていました。2教科とも締め切りは本日でした。

塾長「今日は数学をお休みにしていいから、提出物を仕上げよう。」
Kくん「はい。」

Kくんは理科の提出物を先に完了しました。そして英語の提出物を半分ほど終えたとき、

Kくん「数学を教えてください。」
塾長「英語はやらなくてよいの?」
Kくん「英語は帰宅後でもできるから、数学をやりたいです。」
塾長「分かったよ。」

Kくんが1学期中間試験で最も得点できなかった教科は数学です。そのためKくんは期末試験の数学での捲土重来を期しているのです。

昨夜、Kくん立っての希望で学習したのは正負の数(加法・減法)でした。

【例題】
1-(+2)-(-3)+(-4)+(+5)-6
=1-2+3-4+5-6
=(1+3+5)-(2+4+6)
=9-12
=-3

【解法】 ・・・・・・・・・・・・・【部分点】
step0. 問題をノートに写す。・・・・・・ 1点
step1. ()を外す。・・・・・・・・・・・ 1点
step2. 正の項を□、負の項を○で囲む。・ 2点
step3. (正の項の和)-(負の項の和)。 ・・ 2点
step4. A-B。 ・・・・・・・・・・・・・ 2点
step5. 答え。・・・・・・・・・・・・・ 2点
計 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・10点

Kくんは正負の数(乗法・除法)を先に習得しましたが、正負の数(加法・減法)が未習得だったのです。

四則混合計算が期末試験の試験範囲ですから、正負の数(加法・減法)を捨て置く訳には行きません。

そこはKくんも重々承知のため、英語の提出物の途中でも数学を学習することを希望したのです。

明日の試験科目に数学はありません。そこで今日Kくんは数学の学習を一日お休みにしました。明日の授業では四則混合計算をみっちり練習する予定です。

苦手教科→得点の低い教科→最も上昇の余地がある教科→学年順位を押し上げる原動力。このように考えれば、苦手教科を学習することは、得点や順位といった「実利」に直結すると言えるでしょう。

塾長がこの「実利」以上に大きいと考えているのが気持ちの問題です。生徒は自分の最も苦手とする教科を克服したとき、大きな自信を得ます。その自信が他の教科の学習意欲をも向上させてくれるのです。

こうなればしめたもので5教科が万遍なく底上げされます。総合点を押し上げる一番の近道は、苦手教科の克服にあるのです。


Kくんのやる気と努力が数学の得点の上昇となって報われることを、またその先にある5教科合計得点の大幅上昇を、塾長は願ってやみません。

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