Q.E.D.進学塾の高校3年生のMoちゃんは2007年5月1日に入塾しました。この日がQ.E.D.進学塾の開校日です。つまりMoちゃんは塾生第一号なのです。
月日の流れは早いもので、それから約8年が経ちました。入塾当時小学5年生だったMoちゃんは今、高校卒業を目前に控えています。
Moちゃんはつい2週間前、2015年2月4日に第一志望の大学に合格しました。この日がMoちゃんの卒塾日です。そしてMoちゃんはこの春から晴れて大学生です。
昨夜Moちゃんは通い慣れた道をいつものように登塾して来ました。いつもと違うのは、Moちゃんが生徒ではなく先生として登塾してきたことです。
昨日はMoちゃん先生の初授業の日だったのです。
ちなみに「Moちゃん先生」という呼称は、塾生たちが話し合って決めたものです。児童たちが呼び慣れた「Moちゃん」に「先生」をくっつけただけなのですが、塾長はぴったりの呼び方だと思っています。なじみと親しみという意味で。
Moちゃん先生「南鳥島は日本最東端ね。『南』鳥島の名前に騙されて最南端だと思わないように。」
小学4年生のKくん「分かった。」
Moちゃんは児童が間違えやすいところをよく知っていて、そこを的確に教えています。おそらくMoちゃんは自身の経験から、児童がどこを難しいと感じるのかを分かっているのでしょう。
Moちゃん先生「○○のテストするからね。」
Kくん「えー。」
Moちゃん先生「はい、すぐ覚える。」
Kくん「はい。」
Moちゃんは即興で小テストを作り、Kくんに出題していました。Kくんはそれに何とか合格しました。
ポイントを押さえた授業、そして間髪を入れず小テスト、Moちゃんの初授業はお見事の一言で、ととも初めてとは思えないほど上手でした。
小学4年生のFちゃん「FもMoちゃん先生に教えてもらった。とてもよく分かった。」
小学2年生のYちゃん「もう塾長はいなくていいね。」
塾長「えー。」
教え上手でやさしいMoちゃん先生は児童たちに大人気です。
Moちゃん先生はこれまで蓄えた知識と、自身が生徒だったときの経験とをフル活用して、今後も素晴らしい授業を展開してくれることでしょう。
塾長は5年生のころのMoちゃんの姿を思い出していました。分数の計算が分からなくなって塾に駆け込んできた姿を。
その子が偏差値57の大学に合格し、今こうして先生をしているのです。塾長はこの仕事をしていて本当によかったと思います。子どもの成長を見つめ続けることができるのですから。
現在高校1年生のMiちゃんは、中学1年生のときから「Miはここで先生をする。時給1000円ね。」と言ってやる気満々です。もちろん塾長はこれを大歓迎しています。
塾生だった子が大学に合格し、また塾で先生をしてくれる、こんな幸せなことはありません。
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