2014-11-04

Q.E.D.進学塾の高校3年生~学習のバランス

Q.E.D.進学塾の高校3年生のMoちゃんは理系科目も文系科目も万遍なく学習しています。塾長はQ.E.D.日誌の昨夜の記事にMoちゃんの数学・物理の学習の様子を掲載しました。今日は英語・国語編です。

Moちゃんの志望校の大学入試問題はやや特殊です。まず英語の長文を読み、その内容の要約や自分の意見について、日本語で小論文を書くのです。

この試験対策としてMoちゃんは、1ページの英語長文読解(10分)→100字の日本語小論文(10分)を毎日学習しています。

わずか100字の中に書きたいことを多く盛り込むのは容易ではありません。小論文は長文よりも短文のほうが難しいのです。

英語長文読解の問題集はページが進むにつれ内容が高度になってきました。

Moちゃん「そうさつ って何?」
塾長「ん?相殺=そうさい と読むのよ。時代劇の相討ちじゃないからね。」
Moちゃん「意味は?」
塾長「ちゃら よ。」
Moちゃん「分かった。でも訳注を見ても意味が分からないのは困る。」
塾長「そういうときは前後からおおよその意味をつかめばいいのよ。」

先週の土曜授業では「相殺」というMoちゃんの知らない言葉が出てきました。しかしこれは珍しいことで、Moちゃんは日本語の語彙力を飛躍的に伸ばしています。

Moちゃんは小論文を書く前にまずキーワードを羅列します。
「CO2削減」「米中の排出量」「京都議定書」のように。

そして自分が文章をスムーズに書けるような順番を考えてキーワードに番号を振ります。Moちゃんはそれを見ながら小論文を書き進めて行くのです。

Moちゃんの「書き順に迷う。」という悩みを聞いた塾長が、このような書き方を教えたのは先週の水曜日のことでした。Moちゃんはこの書き方がすっかり気に入って、早くも使いこなしています。

Moちゃん「制限字数を超えてしまうときはどうすればいい?」
塾長「ひらがなやカタカナがたくさん並んでいるところを漢字に変えるのよ。」

「ヨーロッパ」→「欧州」
「に努めなければならない。」→「が努力義務だ。」

Moちゃん「かなり短縮できるね。」
塾長「より濃密な文が書けるよ。」

小論文試験では自分の言いたいことを限られた字数の中に詰め込まなければなりません。そのためには文章の密度を上げるのが近道です。

Moちゃんは毎日練習を重ねているだけあって、文を書くことにずいぶんと習熟してきました。配点の大きい小論文をぜひとも得点源にしてほしいものです。

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