2013-02-25

Q.E.D.進学塾の小学6年生~算数のテスト

Q.E.D.進学塾の小学6年生のKちゃんの学校で算数のテストがありました。単位ができていなかったようで、明日Kちゃんがそのテストを塾に持ってきます。単位変換は多くの生徒が苦手としている単元です。全塾生が持っている『計算の級別トレーニング』では10級が同単元の該当級です。児童は10級の全ページが単位変換の問題で埋め尽くされているのを見ただけで顔を背けてしまいます。それくらい苦手意識を持っている子が多いのです。以前は10級を無理やりにでも集中学習させていたこともありました。しかしそのときはできるようになっても、少し時間が経つと直ぐに忘れてしまう子が多かったのです。なぜ忘れやすいのかの理由ははっきりしています。机上の計算と児童の実感が一致していないからです。そこで昨年からは方針転換しました。10級を集中学習させることをやめ、他の単元との組み合わせで少しずつ種々の単位を覚えてもらうようにしたのです。

公立中学2年生Sちゃんの今日の授業でmA(ミリアンペア)が登場しました。単元は理科の電気回路です。塾長は黒板に「机のサイズ=1800×450」と書き、「単位は何でしょう?」と問いかけました。Sちゃんはしばらく考えてから「mm(ミリメートル)」と正解を導出してくれました。次の質問の「1800mmは何mでしょう?」にSちゃんは少考して「1.8m。」これも正解です。Sちゃんが実感を伴ってmmとmの2つの単位を理解したことを確認したのち、m(ミリ)が1000分の1であることや、計算の技能を教えました。

Kちゃんの数学の履修予定単元は、明日が「過不足算」、明後日が「速さ」です。この「速さ」で登場する種々の単位を、上記のようにひとつひとつ丁寧に学んでもらいます。
1. 道のりの単位=km,m
2. 時間の単位=時,分,秒
3. 速さの単位=km/時,m/分,m/秒
これらの学習を通して、現在Kちゃんが苦手意識を持っている「単位」を得意単元へと変えていってほしいものです。

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