2012-05-23

Q.E.D.進学塾の授業参観~姉・弟とそのお母さま

Q.E.D.進学塾の授業参観は飛び入り大歓迎です。本日は中学1年生のお姉さんの後から弟とそのお母さまが塾を訪ねてくれました。弟のYくんが算数の質問をするのが主目的でお母さまがその送り迎えを兼ねて授業参観してくれたのです。

【問題】
3.9×2.5×4
=3.9×(2.5×4)
=3.9×10
=39

上記のような答案を作成するために必要なことは3つ。

(1)結合法則
あ×い×う=あ×(い×う)

(2)25の段
25×4=100

(3)10倍・10分の1の数
2.5×4=10
0.25×4=1

このように複数の知識とその組み合わせが要求される問題は児童たちの最も苦手とするところです。Yくんもやはり苦労していましたが何とか(1)(2)(3)を習得し満足して帰宅の途に着きました。
9時半までお付き合いしてくださったお母さま、ありがとうございました。お疲れさまでした。

算数や数学で正答率の低い問題があります。高度な知識が要求されて難しいから正答率が低いのではありません。基礎知識が複数組み合わせられているから正答率が低いのです。

ある生徒にとって正答率7割の単元Aと同じく7割の単元Bがあったとします。AとBを組み合わせた問題を作ります。
0.7×0.7=0.49
単純計算で正答率は49%です。
AとBを組み合わせればよいことに生徒が「気付くかどうか」はまた別問題なのですから更に正答率は下がります。つまり「7割分かった」「だいたい分かった」では公開会場模試や入試には対応できないのです。

まず一つ目は基礎知識をしっかり固めること、そして二つ目は「気づき」やすい頭を作ること。質疑応答と演習中心の授業はこのどちらにも有効です。

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