2012-05-21

Q.E.D.進学塾の卒塾生~母・兄・妹での登塾

Q.E.D.進学塾の卒塾生で中学1年生のYくんがお母さまと妹と3人で登塾してきてくれました。通学する私立中学校のブレザーの制服がすっかり馴染んできたYくんはちょっと見ない間に「お兄さん」になったように感じました。

妹のAちゃんは先週に引き続いて割合を学習しました。今日から中学受験用のテキストの学習開始です。まだ14級(分数・小数の四則混合計算) の履修を終えていない段階にもかかわらず受験用教材の学習をスタートした理由は2つ。

(1)新鮮な気持ちで学習してほしい。
計算に強くなるには反復練習はかかせません。しかしながらマンネリズムは学習の大敵です。ときどきは児童の目先を変えてあげる必要があるのです。

塾長「14級に飽きてきた?」
Aちゃん「飽きてきた~><」
塾長「じゃあ計算は1問だけにして今日は他のことしよっか(*^.^*)」

(2)取りつき易い単元から。
目先を変える場合、児童が苦手な単元は避けるべきです。苦手な単元を学習すると児童は「こんなことになるなら『飽きた』と言わなければよかった。」と思ってしまい、今後正直に『飽きた』と言ってくれなくなるからです。

「割合」はAちゃんが先週の金曜日に初めて学習した単元です。その基本となる線分図をAちゃんはあっと言う間に修得してしまいました。どうやら得意単元のようです。これ幸いと受験用教材の「割合」の学習を開始したのです。

しかし問題を解く際にAちゃんの未習得の知識・技能が要求されていてその補習が必要になりました。

(1)かけ算を表す「の」
23倍は6
2×3=6
この2行からかけ算を表す「の」を理解してもらいました。

(2)□を使った式
□×2000=1200
両辺を2000で割って
□=3/5

「逆算」の考え方はまだAちゃんには早すぎます。
そこで上記のように「等式の性質」を利用して解いてもらいました。

受験用教材の問題を解くには(1)(2)のような知識・技能が同時に複数個求められることが常です。児童にとっては大きな負担です。ですから一度に解く問題数を少なくすることが肝要です。できれば1問、多くてもぴったり同系統の問題を2問程度でしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿