2023-07-26

QED進学塾の中学1年生(E)~英文法と国文法との複合学習

QED進学塾の中学1年生のEくんの英文法と国文法との複合学習です。

今回Eくんは、家庭学習にて『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク) 中1国語』の文法問題を解いて登塾してきました。
その問題は、
A. 動作を表すもの。
B. 様子を表すもの。
C. A.B.のどちらでもないもの。
の3種類に単語を分類(品詞分類)しなさいという問題でした。

Eくんは、A.が英語の「述語動詞V」だと直ぐに気づき、そこから国語の「動詞」であることを理解することができました。
Eくんは、B.の品詞が2つあることに気づきませんでした。
そこで、塾長が、終止形が「い。」である形容詞と、終止形が「だ。」で連体形が「なとき、」である形容動詞との説明をすると、Eくんはこれを以前に習ったことを思い出してくれました。
Eくんが既習事項と気づいただけでも立派なものです。

ここから、Eくんは、流れるように次々と文法事項を整理して行きます。
前述の「動詞」「形容詞」「形容動詞」が国語の「用言」(活用のある自立語)であること。
英語には「形容動詞」がないこと。
英語の「用言」が「動詞」「形容詞」「副詞」であること。
英語の「副詞」が「連用修飾語」であること。
国語の「副詞」も「連用修飾語」であることは英語と同じだけれども、
国語の「副詞」には英語と違って活用がないため、用言ではないこと。
英語の「形容詞」が「連体修飾語」であること。
国語の「形容詞」はそうとは限らないこと。(連体修飾語にも述語にもなれる)

実は、上記に羅列した英文法と国文法は、Eくんの既習事項なのです。
しかしながら、これらを一度習っただけで覚えられる生徒はごく少数派ですから、Eくんが折に触れて機会あるごとに何度も何度も学び直しながら、やがてその全貌を完全掌握できる日が、そう遠からずやってくることを塾長は信じて根気強く教えているところです。

また、Eくんは、同じことを繰り返し教えることを塾長が厭わないと知っています。
だからこそ、Eくんは何度でも質問できるのです。
もし、塾長が「そこは何度も教えたのに、また同じことを聞いて・・・」などと一瞬でも思うことがあれば、その気持ちはたちどころにEくんに伝わり、質問しづらくなってしまうことでしょう。
20年前の塾長は、残念ながらそうでした。
今は「また同じ質問・・・」などとは露ほどにも思いません。
塾長も成長しているのだなあと自画自賛しています(笑)

生徒は、日々成長しています。
塾長は、その成長力の強さを授業ごとに感じて、生徒からエネルギーをもらっています。
そして、そのエネルギーを塾長自身の成長の原動力にさせてもらっています。
塾長は、生徒とともに一生成長し続けるつもりです。
その気持ちがあるから毎日楽しく授業ができているのかもしれません。

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