2023-07-07

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の英語と次回の数学(1/2)

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の英語と次回の数学です。
今回の記事は、2連載のうちの1回目です。

昨日の『QED日誌』に塾長は、Eくんの1学期期末試験の結果成績について書きました。
その中の『得点の低かった教科』とは、実は数学だったのです。
数学の先生である塾長が教えているのに、9教科中の最小得点の教科が数学とは何たることか・・・・・
そう自分を責めて、早速数学のテスト反省をしたい気持ちになった塾長ですが、そこは思いとどまって当初予定通りに英語の授業を行いました。
というのは、今回の英語の学習には、数学の学習法に相通ずるところが多分にある、そのように塾長が考えたからです。

数学の学習については、次回の『QED日誌』の記事に譲ることとして、今回は英語について書きます。
この4月からEくんは、英語の5文型を学んでいます。
ですが、未だに定着していないというのが実情です。
そして、未定着の主因は「学習の順番」にあると思われるのです。

1.beV(be動詞)は第2文型SVC。
2.例文1=He is Tom. (彼はトムです。)
3.Cは「補語」であり、数学の記号の「=」である。
4.C=TomかつS=Heなので、C=Sが成り立つ。
5.例文2=Mother is here. (母はここにいます。)
6.今回はC=Sが成り立たない。なぜならば、here=Mother ではないから。
7.beV=「です」「ある」「いる」「なる」
8.上記の6.と7.より、「ある」「いる」のときはCが存在しないことが分かる。
9.よって、「ある」「いる」のときは、第1文型SV。

今回の英語の授業でEくんは、上記のような「手順」すなわち「思考の順番」を学びました。
この手順を要約すると、
【beVの文は第2文型SVCの文であり、そのCが存在しなければCが消えて第1文型SVとなる。】
です。

中1で学ぶ文型は、第3文型までです。
第4文型は中2で、第5文型は中3で学びます。
この2つは、第3文型に1個たし算をするだけですので、第3文型までを十分に理解できている子にとっては、決して難しくはありません。

beV=第2文型SVC。(Cなしのとき第1文型SV)
だったら、一般V(動詞)は、第2文型以外、すなわち第1と第3だろう。
こう考えることが自然です。
もっとも、こう考えるには予備知識として、「述語Vには、beVと一般Vがある。」を知っていることが必要条件ですが。
(haveVが登場するのは中3なので、それは置いておきます。)

すると、先ほどの要約文が再利用できます。
【一般Vの文は第3文型SVOの文であり、そのOが存在しなければOが消えて第1文型SVとなる。】

今回の授業でEくんが学んだのは、beVについて(上記の9.まで)です。
前述の要約文の再利用で分かるように、一般Vについても1.~9.と同様の手順を踏んで学ぶことができます。

このようにして、既に学んだことを活用して、新しいことを学ぶことを「温故知新」と言います。
数学における「拡張」もまさにこれです。
さて、次回の『QED日誌』は、Eくんの数学の学び方についてです。

つづく

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