2020-05-01

QED進学塾の小学5年生~通分と約分

QED進学塾の小学5年生は昨日の算数の時間に通分と約分を学習しました。

2×3=6 → 「2『に』3『を』かけると6になる。」
6÷2=3 → 「6『を』2『で』わると3になる。」
上記の「に」「を」「で」は格助詞です。
児童は、これらの格助詞を正しく使えていなかったのですが、直ぐに使い方を習得し、さらに以下の1.2.3.4.ような文章に応用できるまでに習熟しました。
素晴らしい吸収力と活用力です。
それだけ学習に集中できている証拠でしょう。
塾長に褒めちぎられた児童は鼻高々でした。

1.わる数とわられる数に同じ数をかけても商は変わらない。
2.分母と分子に同じ数をかけても分数の大きさは変わらない。←【通分】

3.わる数とわられる数を同じ数でわっても商は変わらない。
4.分母と分子を同じ数でわっても分数の大きさは変わらない。←【約分】

算数の学力を支える基礎となるのは計算力です。
ですが、なぜそうなるのかを理解しないままに、機械的な計算技能だけを鍛えても、そこから先の発展性が期待できません。
計算技能とともに、言語によって意味を正しく理解し、表現できることが不可欠なのです。
言語による理解の得られた児童は、その知識を生かして関連する単元を学習することができます。
つまり、新単元をより早く、正確に、深く学べるのです。
ということは、学習が先に進むにつれて、スピードラーニング・ディープラーニングの両方が加速度的に向上して行きます。
今、上記1.2.3.4.のような学習に先行投資している時間は、これから何倍にもなって返ってくるのです。

児童は中高一貫校の適性検査を受検します。
検査では読み書きの力が問われます。
読解力と表現力が試される検査なのです。
しかも、読むのも書くのも長文です。
算数を言語によって理解する学習は、算数の学習に有利であるのみならず、国語の学習をも手助けする副次的効果があるのです。

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