2020-05-16

QED進学塾の小学5年生~数的感覚を磨く

QED進学塾の小学5年生は、ここ5か月半の間に随分と数的感覚が磨かれてきました。
特に、ここ1か月では「数の大きさを図で考える」ことが得意になってきたようです。

今週水曜日の国語の時間のことです。
記述問題の字数合わせの計算に「1.5倍」することを学びました。
ですが、児童はこの「1.5倍」が今ひとつピンと来てきない様子でした。
そこで、来週の授業の冒頭に「1.5倍」を児童が得意とする「ケーキの絵」で図示してしてもらう予定です。
児童の得意技を有効活用して「1.5倍」の理解を視覚的に深めるのが狙いです。

児童は、簡単な数字ならば図示しなくても数字の大きさを思い浮かべることができるようになってきました。
今週水曜日の算数の時間に児童が「ある数から19を引く」のに「20を引いてから1を足す」ほうが簡単であることに気付いたのも、数の大きさをイメージできている証拠です。
また、児童は「20を引いてから1を足す」ことを「引き過ぎた分をあとで返してあげる」と表現することができました。
言語による理解がここまで進めばもう完璧です。

「引き過ぎた分をあとで返す」ことの応用編が次の問題です。
【『計算級別』16級H4番】
  19/12-14/15
=7/12+1/15

まず1(=12/12)を引いてから、あとで引き過ぎた1/15を足すのです。
これを思いつくには、14/15が1に近い数(あと1/15で1になれる数)であることに気付く必要があります。
次回授業でこの問題を学習します。
児童の「気づき」があるか楽しみです。

その続きは簡単に解けてしまうことでしょう。
児童が「分母の12と15が60で通分できる」と一瞬で見抜くことを、塾長は確信しています。
それは、
「ダース」(12の倍数)=12,24,36,48,【60】,72,・・・・・
「時計」(15の倍数)=15,30,45,【60】,75,・・・・・
の2行を児童が覚えているからです。

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