2014-09-03

Q.E.D.進学塾の小学6年生~思考と計算の相関

Q.E.D.進学塾の小学6年生のHちゃんは、6月から算数の特殊算を継続して学習中です。昨日は仕事算を学習する予定でした。

塾長「問題集の模範解答に分数式と比例式が載っているね。」
Hちゃん「うーん。」
塾長「分数式も比例式も嫌なんでしょう?」
Hちゃん「うん。」
塾長「どちらも使わず整数だけの式で解く方法があるよ。」
Hちゃん「それがいい。」
塾長「じゃあ『み・は・じ』を言ってごらん。」
Hちゃん「『じ』が時間なのは覚えているけど・・・・・」
塾長「あらら。今日は『み・は・じ』の復習をしようね。仕事算は次回。」

「み・は・じ」とは、「道のり=速さ×時間」のことです。Hちゃんは速さをしばらく学習していなかったためか、すっかり忘れていました。

仕事算を簡単な計算で解くには、「み」=道のりを、「み」=仕事の量に置き換える必要があります。つまり計算を楽にするには、より高度な思考が要求されるのです。

1.難しい考え方を必要とするなら、がりがり計算したほうがまだいい。
2.計算することよりも考え方を習得することにエネルギーを使いたい。
Hちゃんは迷わず2.を選択しました。
児童が算数を学ぶ姿勢をこの2つに大別すると先々に伸びるのは後者です。

Hちゃんは毎日3問の計算問題を解くことを半年間続けています。その甲斐あってずいぶんと計算力が身に着いてきました。ここから先はHちゃんの思考力を伸ばすことに力点を置きたいと塾長は考えているところです。

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