2013-03-08

Q.E.D.進学塾の小学4年生~数式の理解・言語の理解

Q.E.D.進学塾の小学4年生のRちゃんは明日 『4年生のわり算-くもん出版』 を履修完了します。毎日欠かさず同書を学習し続けている、Rちゃんの努力の積み重ねの結果です。ほんとうによくがんばっています。
Rちゃんは先々週10歳になったばかりです。来月には5年生に進級します。Rちゃんが塾で問題を解く様を見ていて塾長はその学力の急成長を感じています。年齢・学年とともにRちゃんの脳そのものが発達しているのと日々の努力との相乗効果でしょう。計算ドリルを毎日学習しているRちゃんは数式を見る目、数字を見る目が育っています。どこが問題の肝なのかを見抜くことができるようになってきたのです。
Rちゃんの数式を理解する能力以上に成長しているのが言語を理解する能力です。

【問題】999×2をくふうして計算しなさい。
【問題集に掲載している解答】・・・・・1.
999×2
=(1000-1)×2
=1000×2-1×2
=2000-2
=1998

今日の算数の問題でRちゃんが理解不能に陥っていたのが上記の問題です。

【言葉で説明】・・・・・・・・・・・・・・・・・・2.
999円を1000円と考える。
1円少ないのが2回なので
2円少なくなる。
2000-2=1998(円)

Rちゃんは1.の分配法則よりも2.の言葉による説明のほうが分かり易かったようです。1.も2.も同じ内容なのですが表現の仕方ひとつで理解度に大きな差が生じる好例です。

もうひと押しとばかり塾長はRちゃんに発展問題を1問出題しました。
【発展問題】998×3をくふうして計算しなさい。
【Rちゃんの解答】・・・・・・・・・・・・・・・3.
2円少ないのが3回なので
6円少なくなる。
3000-6=2994(円)
実に見事に解けています。

塾長はRちゃんに「算数は式だけじゃないんだよ。言葉で説明してもよいのよ。」と言いました。Rちゃんにはいろいろな表現方法を学んでほしいと考えています。表現の幅を広げることで算数のみならず総合的な学力を身に着けてほしいのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿