2012-12-30

Q.E.D.進学塾の小学6年生~英語の基礎学習

Q.E.D.進学塾の小学6年生のKちゃんは、毎日欠かさず5教科を学習しています。中でも特に力を入れているのが英語です。毎日1ページずつ筆記問題を解き、加えてその1ページを全文音読し、更には全文和訳までする念の入れようです。このように五感をフルに活用して学習することで、言語を習得する速度は向上し、かつ忘れにくくなるのです。英語の総合力を養うこと、すなわち「聞く」「話す」「読む」「書く」の4つの能力をバランスよく育てることが狙いです。
Kちゃんの現在学習中の単元は「複数形」です。昨日Kちゃんは their pens と these pens を混同していました。読みも意味も混ぜこぜになっていたのです。そこで、theirとtheseの二語について以下のように詳細に学習しました。

th + e + ir = ず + エ + アー = ぜアー ・・・・・ (1)
(1)のth「ず」は、上下の歯の間に舌を軽く挟む。
(1)のir「アー」は、曖昧母音の暗い「アー」

a i u e o + r ・・・・・ (2)
(2)のar「あー」は、口を大きく開けて明るい「あー」
(2)のir ur er or「アー」は、曖昧母音の暗い「アー」

Kちゃんにとって their は馴染みの薄い英単語です。しかしながら、上記の(1)(2)は授業で繰り返し取り上げているので、直ぐに思い出してくれました。

Kちゃん「ぜアー」
塾長「よくできました。意味は?」
Kちゃん「彼らの」「彼女らの」「それらの」
塾長「すごいね。どうしてわかったの?」
Kちゃん「ぜイ they に似ているから。」
100点満点の答えが返ってきました。

th + e + s + e = ず + イー + ズ = ずぃーズ ・・・・・ (3)
(3)のe「イー 」は、次の法則を適用。
【法則】最後がeで終わる英単語は、最後のeを発音しないで、ひとつ前の母音をアルファベット読みする。

上記の(3)も(1)(2)と同様の頻度で授業にて取り上げています。
Kちゃんは、these「ずぃーズ」がthis「ずぃス」に似ているというだけで、these=「これらは」「これらの」を知ることができました。

このように「読み」が分かると、意味が類推できる英単語は多いのです。分からない単語が登場しても、「知らないから」と簡単にあきらめず、どうにかして読もうとする習慣を身につけさせたいと考えています。未知の単語の意味を類推する力を育てることによって、英文解釈の力すなわち英語の読解力が養われていくのです。

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