2022-09-07

QED進学塾の高校受験生(R)~今回の数学

QED進学塾の高校受験生のRくんの今回の数学です。

現在Rくんは、「2次方程式」と「連立方程式」とを同時並行で学習しています。
両単元の学習教材は、順に『学校ワーク』(2周目)と『計算の級別トレーニング』です。

Rくんの『学校ワーク』(1周目)が塾の授業の当日に返却されたため、Rくんは『学校ワーク』(2周目)を解き進めることができませんでした。

そこで、Rくんは、2時間の授業時間を全投入して「連立方程式」を徹底的に学習しました。
1.等置法。←「x=」(または「y=」)が2個のとき。
2.代入法。←「x=」(または「y=」)が1個のとき。
3.加減法。←「x=」(または「y=」)が0個のとき。

連立方程式の解法は、上記の3つに大別されます。
前回授業でRくんは、1.の等置法を完全習得したので、今回は2.と3.の学習に専念しました。

今回の授業で、塾長には秘策がありました。
塾長は、大学数学の履修範囲である「線形代数学」を、中学生にも分かるように易しい形に置き換えて、その解法をRくんに授業しました。
(塾長は同解法を「係数並べ法」と命名しました。)

結果、大成功でした。
Rくんは、2時間の授業の最後の演習問題(『計算の級別トレーニング』6級「連立方程式」のH問題)を、その日初めて習ったばかりの「係数並べ法」で見事完答しました。
同問題は、3つの分数と1つの小数とが入り混じる、難易度の高い問題でした。
にもかかわらず、Rくんは同問題を一発で解き切って見せたのです。

Rくんが初めて習う「係数並べ法」をたった1日でこれほどまでに習熟したのは、塾長にとって嬉しすぎる誤算でした。
(1)同解法がRくんに向いていた。(もっと言えばぴったりだった。)
(2)Rくんの数学の実力が向上した。
この2つの要因の相乗効果が、Rくんの「一発習得」を生んだのだと塾長は分析しています。

もちろん、塾長は「一発習得」したRくんを褒めちぎりました。
Rくんは、新解法に対する確かな手応えと、自分の数学の実力に対する自信と、その両方を実感することができたようです。

あとは演習あるのみ。
今回Rくんが身に着けた解法を、毎日の家庭学習で完全定着させてくれることを、塾長は大いに期待しているところです。

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