2020-06-04

QED進学塾の小学5年生~先週水曜日の国語

QED進学塾の小学5年生は、先週水曜日の国語の時間にこんな質問をしてきました。

児童「小さい『っ』を書く位置がいつも分からなくなるんだ。」

もう少し詳しく話を聞くと、
1.縦書きのときの「っ」の位置。
2.横書きのときの「っ」の位置。
3.1.と2.は同じ位置でよいのか。
が分からないとのことでした。

塾長は、ひとつひとつ細分化してこの質問に答えることはしませんでした。
もちろん、「意図的に」です。

【傍線】
塾長「縦書きの文に線を引くときはどこに引く?」
児童「こっち(右)」
塾長「うんうん。じゃあ右側に小さい『っ』を書こう。」
児童「右上?右下?」
塾長「前の字にくっつけて書くんだよ。」
児童「わかった。」
これで、児童は「縦書きの小さい『っ』」は右上が正解であることを理解しました。

【下線】
塾長「横書きの文に線を引くときはどこに引く?」
児童「下。」
塾長「うんうん。じゃあ下に小さい『っ』を書こう。」
児童「これも前の字にくっつけて書くの?」
塾長「素晴らしい!よく気付いたね。」
これで、児童は「横書きの小さい『っ』」は左下が正解であることを理解しました。

手っ取り早く質問に答えるだけならば、「縦書きは右上、横書きはその反対で左下。」と回答してもよいのです。
それで児童は直ぐに覚えてくれることでしょう。

しかし、3日後にも覚えているでしょうか。
1か月後はどうでしょうか。
一度分からくなったことを正しく覚え直したとしても、時間が経つと「あれ?どっちだっけ?」と再度分からなくなってしまうことは多々あります。

でも、大丈夫です。
分からなくなったとしても、直ぐに調べられるような覚え方をしていればよいのです。
そんな覚え方には「法則化」「図式化」「語呂合わせ」などがあります。
かくして小さい「っ」の位置は、縦書き(傍線)と横書き(下線)とに共通する法則で覚えることができました。

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