2020-06-26

QED進学塾の小学5年生~光合成・塩(エン)

QED進学塾の小学5年生が現在学習中の国語教材は『アインストーンPrimary』です。
同書には理科の学習に適した説明文がしばしば登場します。
今週は「光合成」と「塩(エン)」が登場しました。

【光合成】
工場=葉緑体。
原材料=水・二酸化炭素。
原材料の入り口=根・気孔。
動力源(電気)=光。
工業製品=でんぷん。(栄養)

児童は工場の仕組みをよく理解していたので、塾長は光合成の仕組みを上記のように工場に例えて説明しました。
児童は「植物はうまくできてるなあ。」と感心しきりでした。

【塩(エン)】
NH4NO3(硝酸アンモニウム)
まさか国語教材にこれが登場するとは思いませんでした。
塾長は「塩(エン)」という言葉を使うことをあえて回避して「合体してできた物質」と説明しました。
いきなり「塩(エン)」という言葉を使えば、「塩(しお)」と混同してしまう子が多いことを塾長は経験上分かっていたからです。

【陽イオン】
NH4+(アンモニウムイオン)
これを塾長は「アンモニウム(+)」と説明しました。

【陰イオン】
NO3-(硝酸イオン)
これを塾長は「硝酸(ー)」と説明しました。

【硝酸アンモニウム】
「硝酸(ー)とアンモニウム(+)が合体してできた物質」と説明しました。

【イオン結合の結合エネルギー】
「磁石のN極とS極がお互いに引き合うように、+極と-極にも引き合う力がある。」と説明しました。
もちろん「イオン」「イオン結合」「結合エネルギー」といった化学用語は一切使っていません。

児童が目指すところは「公立中高一貫校合格」です。
児童はその目標に向けて、今目の前にある教材を一生懸命勉強しています。
しかしながら「中学入学=勉強終わり」ではありません。
中学入学後の勉強は、最短でも大学卒業までの10年、修士課程修了までなら12年、博士課程修了までなら15年・・・・・
さらに言うならば「生涯学習」という言葉があるように勉強に終わりはないのです。

塾長の仕事を一言で言えば「合格請負人」です。
ですがそれは最低限の仕事です。
そのノルマを果たしつつ、さらにその先、合格後の勉強にも繋がるような指導をしたいと塾長はいつも考えています。

児童が今「+極と-極が引き合う力で合体」と理解したことが、将来「イオン結合の結合エネルギー」を理解することに結びついてほしいのです。
児童生徒が今目の前にあることを良く理解できる、その理解したことが将来の学習に直結する、これが塾長の思い描く教育の理想形です。

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