2015-08-11

Q.E.D.進学塾の小学5年生~自分に合った解き方を学ぶ

Q.E.D.進学塾の小学5年生のKくんは、3つの分数のたしざん・ひきざん(通分)を学んでいます。問題集には3つを一気に通分する解法が掲載されているのですが・・・

Kくんは、途中で鉛筆が止まることがしばしばです。「3つ一気に」が難しくて考え込んでいるのです。

塾長「足しやすい2つ、または引きやすい2つから先に計算しようか。」
Kくん「うん。」

児童・生徒が「問題集の解法が難しい。」と感じたとき、それに対する塾長の対処方法は2つです。ひとつはその解法を習得するためのステップ数を増やして(スモールステップ化して)教えること、もう一つは別解を教えることです。

今夜の授業で塾長は、この2つの方法を両方とも試しました。

Kくん「別解がいい。」
即座に答えたKくんでした。

テキスト通りの解法に固執する必要はないのです。難しく思ったら直ぐ「もっと易しい解き方はないか。」と考えることのほうが重要で、児童・生徒にはこのような習慣をぜひ身に着けてほしいと塾長は願っています。

しかしながら、子どもが自力で別解を思いつくことはそう多くありません。だから塾長が複数の解法を提示するのです。

そこから先は生徒の選択です。複数の解法から自分が「これがいい。」と思える解き方を選択するのです。自分に合った解き方を学んでこそ身に着くというものです。

自分が気に入った解法で問題を解くと、心に抵抗感がない分だけ演習問題がはかどります。あとは解法を定着化させるために問題数を重ねることです。

児童・生徒が複数の解法を学ぶ→自分に合った解法を選択する→その解法を習得するために問題演習をする、塾生がこのような学習を通じて各自の技能を磨いて行ってほしいと塾長は願っています。

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