Q.E.D.進学塾の中学3年生のMkちゃんは、昨日の土曜授業を受講しました。いちばん早く塾に来たMkちゃんは、質問するのも一番乗りです。やる気が感じられます。
Mkちゃん「この問題(英文法の現在完了形)を教えてほしい。」
そこからマンツーマンで1時間半、英文法をみっちりと学んだMkちゃんでした。
英語の授業でも説明は日本語です。文の仕組みを考えるのも日本語です。「母国語を超える言語はない。」と言われるように、どんな言語を学ぶときにおいても学習の基礎となるのは母国語なのです。
塾長「副詞とは何か。」
Mkちゃん「動詞を修飾する言葉。」
塾長「よくできました。じゃあ名詞は?」
Mkちゃん「ものの名前。」
塾長「うーん、半分正解。」
塾長「『暑さ』は何詞でしょう?」
Mkちゃん「形容詞。」
塾長「残念。名詞でした。」
塾長「名詞=『が』を付けられる言葉。名詞=『を』が付けられる言葉。」
塾長「両方覚えてもいいし、Mkちゃんが覚えやすいほうだけでもいいよ。」
名詞を「ものの名前」とだけ覚えている子は、「本」が名詞であることは直ぐに分かっても、「もの」ではない名詞(抽象名詞・形式名詞・転成名詞など)、たとえば「暑さ」が名詞であることに気付かないのです。
この問題をあっさりと解決するのが、前述の「名詞=『を』が付けられる言葉。」という覚え方なのです。
【例文】 暑さ「が」厳しい。暑さ「を」しのぐ。
このような例文を作れば、「暑さ」が名詞であることは一目瞭然です。
名詞だけでなく、他の品詞にも一目で分かる識別法はあります。これを知ることで英文法の学習は驚くほどスムーズになるのです。
英語と日本語では品詞分類の基準に差異があります。しかしながら共通する部分もまた多いのです。
塾生たちが英文法で学んだ知識を、国語の文法の学習にもぜひ活用してほしいものです。
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