Q.E.D.進学塾の中学2年生のAyちゃんは、昨日の土曜授業を受講しました。Ayちゃんの数学の夏期課題は計算問題200問です。昨日はそのうちの9割=180問を解いて帰宅したAyちゃんでした。
1.【方程式の計算】 x-2/3 = 4x-5/2
2.【文字式の計算】 x-2/3 - 4x-5/2
この2つは似て非なるものです。
1.のつり合いの式を「100円=100円」と考えます。両辺を6倍に増やせば「600円=600円」となってつり合いは保たれます。
ところが2.はつり合いの式ではありません。2.の一行まるごと「100円」とすると、6倍してしまえば600円に増えてしまうのです。
「増やしたまんま」(600円)を答えに書いて×をもらう生徒を、塾長は数多く見てきています。それだけ1.2.は混同しやすいのだと言えます。
(600円に増やした式)/6=100円。
このようにして2.は「/6」(÷6)をくっつけるだけで、1.と同様に分数式の計算をしなくてもいい形に変形することができます。
Ayちゃんはこの理論を正確に理解し、かつ流暢に計算するところまで習熟度が上がりました。
塾長「分数の式でも途中を全部整数で計算できると思うと気が楽でしょ。」
Ayちゃんは「はい。楽です。」
より高度な理論を習得するために苦労した分だけ、計算にかける労力が減るのです。これが数学や理科を勉強していていちばんおもしろいところなのです。
Ayちゃんはすっかりその喜びを覚えています。Ayちゃんがこの調子で楽しみながら理数の勉強を続けてほしいと塾長は願っています。
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