2013-05-04

Q.E.D.進学塾の私立中学3年生~英語・社会科・理科の総合学習

Q.E.D.進学塾の私立中学3年生のMちゃんは学校の社会科の授業でイギリス産業革命と資本主義を学習しているところです。

Mちゃんは塾で『みるみるわかる 理科の要点-中3』にて「仕事とエネルギー」を学習中です。イギリス産業革命の原動力となった蒸気機関は、当時としてはエネルギー効率に優れた動力装置でした。エネルギー効率の良い身近な例として教室にあるダイキンエアコンを取り上げました。COP(定格エネルギー消費効率)の数値が優秀で、いわゆる省エネ家電だからです。
冷房COP = 冷房能力(kW)÷冷房消費電力(kW)
これがCOPの定義式です。いかに少ない消費電力で効率よく部屋を冷やせるかを表す数値です。Mちゃんが理科で学習した、電圧[V](ボルト)×電流[A](アンペア)=電力[W](ワット)、の「ワット」は蒸気機関を大きく発展させた功労者の名前で、そのまま電力の単位になっています。

Mちゃんは、『英検準2級総合対策教本-旺文社』第2章の「単語・熟語」を学習中です。今週の木曜日の授業が「単語」の最後のページでした。週明けの火曜日に小テストをします。連休中のMちゃんの宿題は単語テストの勉強です。来週から熟語を学習開始します。
単語学習の最終ページは「注意が必要な単語」でした。たとえば「客」を英訳すると、
1. audience 劇場や映画館などの観客・聴衆
2. customer スーパーマーケットや百貨店などの客・お得意様
3. guest 個人宅やホテルなどの訪問客・宿泊客
4. passenger 電車やバスなどの乗客
に細分化されます。

Mちゃん「どうしてこんなに細かいのかなあ。めんどくさいね。」
塾長「イギリスは資本主義の国だからだよ。」

生活への密着度が高い言葉ほど細分化される傾向があるのです。日本人は魚の呼称を細分化しています。その代表例が出世魚です。エスキモーが細分化しているのは肉の呼称です。食文化がそのまま単語数に表れているのです。とすれば資本主義の国イギリスの言葉、すなわち英語で「客」を表す単語がたくさんあっても何ら不思議はないのです。
外国語を学ぶことは、その国の文化を学ぶことです。英単語・英熟語の学習においても「ただ詰め込めばいい。」という考え方では学習する意義は半減してしまいます。言語の背景にある歴史や文化にまで踏み込んで、深く考える習慣を身に着けてほしいものです。考えることは学ぶ喜びであり、学習意欲を向上させるためにも欠かせないことなのです。

木曜日の学校の社会科の授業で学んだことを、その日の塾での理科や英語の授業につなげて学習したMちゃんです。Mちゃんは塾長が物語じたてでお話をすると楽しく学んでくれます。日々楽しんで学習を継続しながら、総合的な学力を養ってほしいと願っています。

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