2022-10-07

QED進学塾の中学1年生(A)~記念すべき初授業(2/3)

QED日誌の昨日の記事の続きです。

Aくんの塾への送迎をお母さまがしてくださっています。
その送迎の時間の都合上、Aくんは授業開始時刻よりも1時間早く登塾して自学自習に励んでいます。
英検の受検日が目前に迫っているので、Aくんは英検の受検対策教材を熱心に勉強していました。
タイミングの良いことに、その時間に英語の授業を受講している別の塾生が、ちょうどAくんの受検する級の試験範囲の英文法を学習していたので、Aくんもそれに便乗して英語を受講することができました。
まさに渡りに船でした。

門前の小僧、習わぬ経を読む。
いつもいつもこう上手く便乗できるとは限りませんが、今後もこのような機会はあると思われます。
そのたびにAくんが「門前の小僧」となって「経」すなわち「知識」を吸収してくれれば幸いです。

Aくんは、1時間英語を自習したのちに、数学の授業を2時間受講しました。
学習単元は「方程式の計算。」でした。

1.分数の2つの読みと意味。(「4分の3」と「3÷4」)
2.班分け。(足し算と引き算の前で切り分ける。項に分ける。)
3.各班(各項)の居るべき位置。(文字は左辺で数字は右辺。)
4.上記の3.を基準にして、各班に「〇×」をつける。
5.上記の4.の「〇」をコピーする。
6.上記の4.の「×」を移項する。
7.同類項を計算する。
8.両辺をxの係数で割る。(ここで「1.」で学んだ知識が生きる。)

Aくんは、わずか2時間でこれほど多くのことを学びました。
素晴らしい集中力でした。
さらに素晴らしいのは、Aくんが習ったばかりの知識を総動員して、『学校ワーク』の問題をどんどん解き進めて行ったことです。

Aくんは、問題演習を重ねるうちに「自分はどうも『4.』で間違えやすい。」と気づきました。
この「気づき」こそが非常に大きな収穫なのです。

「何が分からないかが分からない。」
これでは、勉強していても心が苦しいだけで、学習意欲が沸く道理がありません。

「自分はここが苦手。」
自分の学習課題が明確になると、俄然やる気が出てくるものです。
こうなると、学習意欲は高値安定に保たれ、自ずと学力・成績が向上します。
だから「気づき」は「大収穫」なのです。

Aくんは、自らの課題克服(上記の4.)のために、『計算の級別トレーニング』の問題を毎日3問ずつ演習します。
3問×7日間=21問。
これがAくんの1週間の宿題です。

Aくんが宿題の問題演習によって、また来週に成長した姿を見せてくれることを、塾長は大いに期待しています。

つづく

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