2022-10-13

QED進学塾の中学1年生(A)~採択教材2022年度版を配布完了(2/2)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

Aくんは、いつも授業開始時刻の1時間前に登塾して自習をしています。
お母さまの送り迎えの時間の都合上そうなっているのです。

禍(わざわい)を転じて福と為す。
これは、塾長の好きな言葉のひとつです。

いつもならAくんの自習時間に授業を受けているはずの大学受験生が、Aくんの教材配布当日に病欠しました。
受験生が体調を崩すのは禍ですが、悪いことばかりではありませんでした。
なぜならば、Aくんの自習時間に塾長が、Aくんがたった今受け取ったばかりの教材の使い方を、詳細に教えることができたからです。

【栄光ワーク(歴史1)の使い方。】
1.「1問1答」を家で数ページまとめて音読する。(予習)
2.1.で読めなかったり、意味が分からなかったりした言葉を塾で質問する。(質疑応答)
3.家で「1問1答」を解く。
4.答えが分からない問題は、解説のページ(各単元の冒頭の2ページ)を見て解く。
5.それでもわからない問題は、解答を見て答えを写す。
6.5.までで答えが全部書き終わったら、答えを折って隠してテストする。(ここまで家庭学習)
7.家で6.のテストが満点になったら、塾で同じページを口頭試問する。(おしゃべりテスト)
8.最後に「答え」を見て「説明文」(意味が合っていれば良い。テキストと同じ文章でなくても良い。)を書けるように練習する。(記述式問題の対策)
塾長は、この8.のことを「1答1問」と呼んでいます。
【使い方おわり】

社会科の用語には、難読漢字や意味の把握が難しい単語が多いので、3.の問題を解く前に、1.2.のステップを踏む必要があるのです。

(1)埼玉県公立高校入試の社会科には記述式問題が出題されること。
(2)しかも記述式問題の配点が高いこと。
(3)そして完璧な回答でなくとも「部分点」が拾い易いこと。

以上の理由から、記述式問題の対策は必須です。
1年生のうちから記述式対策の練習が自然とできていれば、それは大きなアドバンテージとなります。
だからこそ、8.の「1答1問」が重要なのです。
「1答1問」は、今このときの定期試験対策にも、将来的な模擬試験対策(埼玉県の場合は北辰テスト対策)+高校入試対策にも有効なので、一石三鳥のテスト対策と言えるでしょう。

塾長は、Aくんの自習時間の1時間のうち50分間を使って、Aくんにここまでの内容を説明しました。
前述の歴史の勉強法は、地理・公民はもちろんのこと他教科の勉強にも応用が利きます。
やってみる価値は十分あるので、ぜひ挑戦してほしいところです。

最後に、塾長がこの記事に書いてきたことは理想論であり、これ以上ない最高形と言っても過言ではありません。
ですから、「絶対にこの通りに勉強しなければならない。」などと思わなくてよいのです。
そのように思うことは、自分自身に過度なプレッシャーをかけてしまうだけだからです。

できる範囲でよいのです。
「8.まで完璧にできなくて当たり前で、それができる子は少数派。もしできたらすごいこと。」
このくらいに考えてくれたらちょうどよいと塾長は思っています。

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