QED進学塾の小学5年生は、塾のない日でも自宅学習をよくがんばっています。
昨日児童は自宅学習で生じた疑問点を塾長に質問しました。
『アインストーンprimary 国語』からの質問でした。
昨日の授業時間80分間のうち算数は15分間だけで、あとの55分は国語に投入しました。
【問題1】これ(=下線部)は、・・・(中略)・・・見いだすことができる。
「これ」とは何を指すか50字以内で答えなさい。
塾長は、児童が「本文の読解」以前の問題として「問題文の読解」で苦戦していることに気づきました。
そこで、上記の【問題1】の問題文を詳説しました。
「これ」は指示語です。
指示語が指し示すものは、指示語の前に書かれていることが多いのですが、児童はそのことが分かっていませんでした。
そこで、塾長は即興で指示語を用いた会話文を作成しました。
塾長「○○くん、これ好き?」
児童「???」
塾長「いきなり聞かれても何の話か分からないよね。」
塾長「食べっこどうぶつに『バター入り』って書いてあるよ。」
児童「ほんとだ。」
塾長「○○くん、これ好き?」
児童「まあまあ。」
塾長「今度は『これ』が何のことか分かったでしょう?」
児童「うん、『食べっこどうぶつ』。」
たまに、指示語の指し示すものが指示語より後ろに書かれていることもあります。
【例文1】AはZです。BはYです。さて、これはどうでしょう。(後略)
この例文では「これ」の内容が後ろに書かれていることが明らかです。
ここまでが実際の授業で取り上げた内容です。
授業時間にもう少し余裕があれば、塾長は次の【例文2】も教えたいところでした。
【例文2】打った瞬間にそれと分かる、見事なホームランだった。
この例文では「それ」=「ホームラン」ですから、【例文1】と同様に指示語の内容が指示語より後ろにあることが分かります。
指示語ひとつ取っても、学ぶことはこんなにも多いのです。
続く
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