2020-04-22

QED進学塾の小学5年生~本日は小テスト(口頭試問)

QED進学塾の小学5年生の本日の国語・算数の時間に小テスト(口頭試問)を実施します。
児童が国語・算数の前回授業で習ったことの一部を塾長に説明するテストです。
その「一部」がどこであるかは、塾長が児童に明確に伝えてあります。
そして、説明の練習が宿題となっています。

中高一貫校の適性検査で求められる能力のひとつに「自分の言葉で説明する力」があります。
その力は、昨日のQED日誌に書いたような国語の読解問題を解いたり、だいぶ先にはなりますが作文の練習をしたりすることで身に着いて行きます。

算数の授業でも「説明する力」を養うことはできます。
たとえば、「半分=×(2分の1)」。
児童は、分数のかけ算をまだ習っていません。
ですから、「半分=×(2分の1)」を計算で示すことはできません。
それでも、言語化して説明することは可能です。
そして、児童はどのように説明すればよいかを前回授業で習っています。
それを児童が塾長に説明するのが、今日の口頭試問の2問中の1問です。
児童が自分の言葉でどれだけ分かりやすくかつ正確に塾長に伝えることができるか、塾長は大いに期待しています。

「数式は言葉だ。計算じゃない。」
これは、とある予備校講師がテレビCMで言っていた言葉で、QED日誌にもしばしば登場する言葉です。
核心を突いた名言だと塾長は思います。

児童は、まだ習っていない計算(分数のかけ算)を言葉で説明することによって、数式が言葉であることを実感することでしょう。
と同時に、児童は「説明する力」をも向上させることができるでしょう。
まさに一石二鳥です。

国語の時間は、頭を国語モードに切り替えて国語の勉強をする。
算数の時間は、頭を算数モードに切り替えて算数の勉強をする。
塾長は、そんな紋切型の勉強に意味がないとまでは言いません。
ですが、塾長はそれだけでは不十分だと思います。
学力全体を大きく伸長させるには、教科の垣根を越えた学習が不可欠だと思うのです。
考える頭は一人一つなのですから。
視野を広く持った学習を継続することで、児童・生徒の学力を総合的に底上げし続けて行きたいと塾長は考えています。

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