2013-01-23

Q.E.D.進学塾の英語学習(2)~高校1年生から大学受験まで

Q.E.D.進学塾の英語学習(1)のつづきです。

高校入試に必要な英単語の数は限られています。私立難関校の入試問題でもわずか900です。これら全てを暗記して、「入試問題は自分の知っている単語ばかり」にすることは十分可能です。しかし、それが通用するのは高校受験までです。

大学受験では最低でも3000語、上位校なら5000語の語彙力が要求されます。つまり「知ってる単語ばかり」ということはあり得ません。長文読解問題では未知の単語の意味を推し量りながら読み進めて行く能力が不可欠なのです。

知らない単語に出会ったら、まず読む努力をする、次に自力で考える、そのうえで辞書を引く、そして覚える、このように指導しているのは、大学受験をにらんでのことなのです。英語を習い始める小学校高学年からこの習慣を身に着けることは、大学入試問題を解く上で大きな力となるのです。

既に高校英語を学習している子がいます。私立中学2年生のMちゃんです。現在Mちゃんは、英検準2級の対策問題集の長文読解問題を学習しているところです。難しい単語が散見されます。
たとえば昨日の長文では disability (障害・障害の)です。

1. dis は否定を表す接頭辞です。日本語の「非」「不」「未」「無」に相当します。
2. able は可能を表す接尾辞です。日本語では「できる」です。
3. ty は名詞・形容詞の接尾辞です。beauty「美しさ」は名詞、thirsty「のどがかわいた」は形容詞です。

このように単語を分解して覚えることで、長い単語の一部からその単語の意味を推測できるようになります。「disability (障害・障害の)」を暗記しただけでは、語彙が1つ増えたに過ぎません。単語を構成する「部品」をひとつひとつ学習することで、他の単語への応用力が身に着くのです。

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