2013-01-02

Q.E.D.進学塾の学習計画~木を見る森を見る

Q.E.D.進学塾の学習計画の立て方は「長期から短期へ」を基本としています。学問体系を俯瞰的視点で捉えることを大局観とするならば、目の前の一問を解くことは局所戦です。「木を見て森を見ず」に陥ることは避けなければなりません。局所戦を行いながらも常に大局を見失わない目を持ちたいものです。

Mちゃんが小学6年生のとき、英語を習い始めたばかりの頃です。塾長は代名詞を教えるのに小さな工夫をしました。それが今Mちゃんが高校英文法を学習する段階になって生きています。またMちゃんの算数の問題で食塩水を解くのに、塾長はテキストに載っている解法=面積算による解法ではなく、内分点による解法を教えました。算数のみに活かせる「面積算」よりも、高校数学でも物理学でも活用できる「内分点」を優先させたのです。今目の前にある一問をただ単に解くだけなのか、今後に活かせる解き方を学びつつ解くのか、そこには大きな差があると考えています。

Mちゃんの今年の目標は、定期試験の成績向上です。テスト一週間前になっても塾では一切試験勉強をしない、つまり普段通りの時間割だったのが昨年までです。今年からは試験一週間前にテスト範囲の復習をする時間を作る予定です。
しかし塾長はMちゃんに「試験勉強をがんばれ。」とは言わず、「毎日の学校の授業をがんばれ。」と言ってあります。試験前の短期間で詰め込んだことは、同じく短期間で忘れてしまいます。試験のときだけ覚えているのでは意味がありません。毎日の学習で積み上げたことは、時間が経っても忘れないのです。

Sちゃんのお母さまから「漢検を受験したい。」と聞いたのが3週間前の金曜日、翌土曜日には漢検の問題集を入手し、日曜日には学習ノートを作り終えました。たまたま書店に問題集の在庫があったからできたことですが、いつもこのように迅速に動きたいものです。

3年先・5年先・10年先・・・・といった長期的視点を常に持ちながら一日一日を大切にする、木も森もよく見る2013年にしたいと思います。

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