2022-07-07

QED進学塾の大学受験生(Y)~今週の英語

QED進学塾の大学受験生のYくんの今週の英語です。

Yくんは、今月からダブルスクールを開始しました。
開始から今日でちょうど1週間が経つわけですが、Yくんは新しい環境に早くも慣れつつあります。
予備校には、教務を担当する先生とは別に進路指導の先生がいます。
今週塾長は、Yくんに志望校の選び方の手順を教えました。
Yくんは、塾長から教わったことをそのまま進路指導の先生に相談する予定です。
塾長は、Yくんが志望校を早期に絞り込んで、志望する大学・学部の入試科目や出題傾向に即した受験勉強に取り組んでくれることを期待しています。

Yくんの志望校のまだ定まっていない段階で塾長が想定しているのは、私立大学の文系学部のAO入試にありがちなパターンで、
1.英語。
2.小論文。
3.面接。
の3つが入試科目となっている大学・学部です。
この3つのうちで最も合否を分けるのは、やはり英語です。
私立文系の一般入試においても、いちばんの勝負所は英語なのですが、AO入試でも同様のことが言えるのです。

というわけで、塾長は今週のYくんの授業時間の全てを英語に投入しました。
Yくんは、単数と複数、句と節、現在分詞と過去分詞、前置修飾と後置修飾、関係代名詞節と不定詞句、仮主語(形式主語=「それは」と訳さない主語のit)以上を学習しました。

これらは、一見すると別単元の学習のように思えます。
しかしながら、イギリス人のものの考え方、言い換えると英国の文化、こういった観点から見ると全てが一本の糸で繋がっています。

ある国の言語を学ぶことは、その国の文化を学ぶことである。
このことをYくんが実感した、今週の英語の授業でした。

(1)単数と複数を明確に区別する。
(2)頭が重い文章を嫌う。(重いものは後ろに置く。)
以上たった2つの英国人の思考回路で、今週Yくんが習った数多くの単元は説明できるのです。

「英国人ならこう考えるだろう。」という想像力を持つこと。
その考え方から導き出された結果が「英文法」であること。
考え方の背景を理解しながら「英文法」を素直にそのまま「覚える」こと。
「覚えたこと」を活用するために問題演習を積むこと。

以上の4行が英語学習の本質であり、王道であり、英語を楽しく学ぶための最善策であり、最も学習効果の上がる勉強法である、そのように塾長は考えています。

ただ丸暗記するだけの学習は面白くありません。
それを繰り返していては、苦痛を感じるばかりです。
ところが、英国文化の背景を十分に理解したうえでの暗記ならば、景色は一変します。
Yくんがより本質的な英語学習で、楽しみながら英語力を伸長させてくれることを塾長は願っています。

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