2022-07-28

QED進学塾の中1・中3生(U・R)~今回の英語

QED進学塾の中1生のUくんと中3生のRくんの今回の英語です。
今回両名は、「国語の文法」を学習したのちに「英作文の書き方」を学習しました。

【国語の問題】
(例文)今日は 天気が とても 良い。
この文の「主語」と「述語」を書き抜きなさい。

【Uくんの解答】(誤答)
主語=『今日は』
述語=『良い』

【正答】
主語=『天気が』
述語=『良い』

【解法の手順】
1.述語を見つける。
句点(。)のついている言葉が述語なので『良い』が正解。

2.「『述語』なのは、誰が?何が?」という疑問文を作る。
上記の(例文)にこれを当てはめると、
「『良い(述語)』なのは、誰が?何が?」

これは、日本語がおかしいので「な」を1文字抜くと、
「『良い(述語)』のは、誰が?何が?」
という疑問文を作ることができる。

3.主語を見つける。
先ほど2.で作った疑問文に対する答えは『天気が』である。
よって、主語は『天気が』が正解。

【収穫】
Uくんが、上記の問題の答えを間違えてくれたおかげで、
両名は、「『は』が付いていれば、それが必ず主語になる。」という誤った認識を改めることができました。
正しくは、「述語→なのは誰が?何が?→その答えが主語」なのです。

【文法学習のコツ】
文法というのは、正しい手順で解き進めれば、自然と正解に辿り着けるものなのです。
このように考えると、文法問題に苦手意識を持っている生徒でも、「何とかなりそう」と思えるのではないでしょうか。

今回の英語の授業では、そのうちの2割を上記の問題(国語の問題)を学習する時間に充当しました。
UくんとRくんの両名にとっては、国語の文法を勉強する好機となりました。

学校の国語の教科書には、文法学習のページの単元名に「主語と述語」と書かれています。
しかしながら、見つける順番(考える順番)で言えば、「述語と主語」と言ったほうがよいのかもしれません。

極論を言えば、「文法学習は順番が全て。」なのです。
両名が正しく解き進める手順をまず覚え、次にその手順で問題演習を繰り返し、最終的には「文法問題は得点源。」と言い切れるほどに、文法が得意になってほしいと塾長は願っています。

【英作文のコツ】
日本語→日本語→英語。
このような手順で解くと、英作文が書きやすくなります。

1.問題文の日本語を、英訳しやすい日本語に書き換える。
2.書き換えた日本語の「V」(述語動詞)を見て、文型を決める。
3.「V」(述語動詞)なのは誰が?何が?→「S」(主語)を見つける。
4.「V」や「S」の次に「O」(目的語)や「C」(補語)などを見つける。
5.以上を見つけたら直ぐに書き込む。
(1.の文に「S」「V」「O」「C」を書き込む)
6.2.で決めた文型通りの順番に英単語を並べる。
(たとえば、第5文型ならばSVOCの順番。)
7.SVOC以外の英単語は、国語の作文(いつ どこで・・・)で習った順番を後ろから(ピリオドから)戻るようにして並べる。
8.英作文の完成。

今回の授業で両名は、上記の1.から8.を学びました。
そのために、2時間の授業時間を全て投入したのですが、それだけの価値は十分にありました。

【これからの英語学習】
UくんとRくんの両名は、これからも英作文の学習を続けます。
前述の「1.~8.」に則って、英作文を書く演習を重ねて行くうちに、両名の英語力は加速度的に伸長して行くことでしょう。
QED進学塾で学んだ、両名の先輩たちがそうであったように。
1歩ずつでよいのです。
着実に歩を進めて行きましょう。

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