2022-06-02

QED進学塾の大学受験生(Y)~英語に全力投球

QED進学塾の大学受験生のYくんは、今年度に入ってからの2か月間ずっと英語を集中的に学習しています。
その間にYくんは、1日だけ現代国語を学習した日があったものの、その日以外の全ての登塾日に専ら英語を学び続けているのです。

私立文系の大学・学部を受験するにあたって、合否の鍵を握る最重要科目が英語であることに疑いの余地はありません。
それに加えて、Yくんは英検の受検を目前に控えており、今がますます英語を集中学習しなければならない時期と言えます。

英検を受検するまでの日数が少なくなってくると、「とにかく1つでも多くの単語を詰め込もう。」などと考える受験生は多いものです。
しかし、ここで冷静になって本当にそれでよいのか再考してみましょう。

割合の計算がしやすいように、Yくんの受検級に必要な英単語数を1,000語としましょう。
受検直前にYくんが必死になって100語の英単語を詰め込んだとします。
けれども、それはわずか1割に過ぎません。

もし、Yくんが英単語100個ではなく、英単語の「部品」を100個ほど詰め込んだらどうなるでしょうか。
(ここで言う「部品」とは、フォニックスや接頭辞・接尾辞などの英単語を構成する基本となるものを指します。)

これらの英単語の「部品」は、当然ながら英単語そのものよりも文字数が圧倒的に少なく、そのため覚えやすいことは自明です。
なおかつ、英単語1,000語のうちの9割、すなわち900語以上に「部品」が活用できます。

つまり、「部品」を学習することは、英単語そのものを学習することよりも短時間で済む上に、より高い学習効果を期待できると言えます。

以上のことからも分かるように、受験勉強や受検勉強の残り時間が少なくなればなるほど、いたずらに難しい問題に取り組もうとするよりも、基礎・基本にもう一度立ち返ることが重要となるのです。

脚下照顧。
慌てて先を急がず、まずはしっかりと自分の足もとを見つめ直してみましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿