2021-02-04

QED進学塾の小学5年生~昨日の理科

QED進学塾の小学5年生の昨日の理科です。
昨日の授業の冒頭、児童は天体に関する質問をしてきました。
それは前回の授業から児童が聞きたかった星の動きについての質問でした。
まずは星座早見の見方を学習しました。
児童は星座早見の方角が地図の方角と異なることを疑問に思っていました。
そこで、児童が天井を向いた状態でテキストを見るだけの簡単な実験をしました。
この実験で児童は天地を逆にすると結果的に紙を裏返したようになることを体感で確かめることができたのです。
次に地球の自転と公転、続いて星の日周運動と年周運動を学習しました。
棚のミニカーを「車座」という星座に、自分の体を地球に、椅子を太陽に見立てて、星の見え方を実験で確かめたのです。
この実験で分かったことは、「同じ星が同じ位置に見える時間は3か月で2時間早くなる。」です。
さらに、児童は比例式の計算をして「1日に約4分早くなる。」ことを導き出しました。
昨日は実験を繰り返しながらの授業だったので時間がかかり、理科以外の勉強をする時間がなくなってしまいました。
昨日学習できなかった分は来週に回します。

国私立中学の入試問題と公立中高一貫校の適性検査問題では出題傾向が異なります。
昨日の学習内容を例にとれば、前者では「3か月で2時間」「1日に約4分」を児童が知識として持っていることを前提にその知識を用いて計算をさせる問題が出題されやすいのに対して、後者では「3か月で2時間」「1日に約4分」をいかにして導き出すかの過程が問われます。
つまり、後者ではより本質的・根源的な考え方が問われるということです。
ですから、児童が天体の動きの仕組みを理解するために昨日の授業時間の全てを充当したのは、理に適った有効な時間投資だったと塾長は考えるのです。

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