2021-01-28

QED進学塾の小学5年生~昨日の算数・理科・社会

QED進学塾の小学5年生の昨日の算数・理科・社会です。

算数は先週に引き続いて仕事算を学習しました。
「3人分の合計から2人分の合計をひくと1人分が残る。」と言われれば至極当然のことでも、初見の問題でその発想が浮かぶのはなかなかに難しいことでもあります。
児童がこの問題を解くのにいちばん力を使ったのは、やはりこの「発想力」の部分でした。
そこさえクリアできてしまえばあとは簡単とばかりに、児童はすいすいと問題を解き進めて完答に至りました。
パズル的な数式処理が大得意な児童なので立式できてからの計算はスピーディーでした。
そのため、児童は、塾長が想定していた時間よりも15分も早く算数の問題を解き終わりました。
その結果、ミカンの話をする余裕が生まれたのでした。
児童はミカンが大好きです。
塾長は昨日ヤオコーで「津の輝き」というミカンを初めて見て、即購入しました。
そのミカンの糖度が「14.5度」と表示されていて、塾長は糖度の高さに心ひかれたのです。

1.果物に含まれている果糖の濃度を「糖度」という。
2.糖度13度のミカンは十分に甘い。
3.14.5度は2.と1.5度の差なので甘さに大差なしと考えがちだが、実はそうではない。
4.13度の1割増しが14.3度なので、14.5度は2.の1割以上甘い。
5.糖は光合成によって作られるので、日照時間が多いほうが果物は甘くなりやすい。
6.寒暖差が大きい地域のほうが、果物が危機感を感じて糖をためこもうとするので甘くなりやすい。
7.6.の寒暖差は、「年較差」(1年の最高気温-最低気温)や「日較差」(1日の最高気温-最低気温)で表せる。
8.盆地は年較差・日較差が大きい。
9.8.の理由は、水よりも岩石のほうが温まりやすく冷えやすい(比熱が小さい)から。
10.だから甲府盆地(シャトレーゼの本社工場がある)や福島盆地(通称「フルーツライン」が長く伸びる)は果物の名産地。
(以下略)

余裕ができた15分間を利用して、塾長は児童にこんな話をしたのでした。
児童は「1日の最高気温と最低気温は何時ごろに出るの?」などの質問を、塾長の話の途中で何度もしてきて、興味関心の高さがうかがえたのでした。
児童の目は「津の輝き」よりも輝いていてとても楽しそうでした。
興味関心の強いことに対しては、誰もが高い集中力を持って話を聞くものです。
その話はスポンジが水を吸うように頭に吸収されて行き、しかも覚えたことはなかなか忘れません。
児童は通常の15分間の学習の何倍もの「血肉となる知識」を吸収したことでしょう。
楽しく学ぶから吸収が速い、しかもその記憶は定着する、いいことずくめです。
これからもそのような時間を可能な限り捻出して行きたいと塾長は考えています。

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