2020-09-08

QED進学塾の小学5年生~昨日の算数

QED進学塾の小学5年生は、昨日の授業開始と同時に塾長に質問をしてきました。
算数の『コア』の宿題が難しかったので教えてほしいとのことでした。
疑問点が生じたら間髪を入れず質問をする学習姿勢が素晴らしいです。
これからもそうあってほしいと思います。

せっかくの質問です。
塾長は、当初予定の「1時間目は国語」を急遽変更して児童の質問に答えました。
すると、児童がどこで困っているのかが直ぐに見えてきました。
1.数文読解。(数文解釈)
2.立式。
3.計算。
児童が困っていたのは上記の3つでした。

算数の文章問題を解くための工程は、まずは題意を把握し(数文読解)、題意を数式で表し(立式)、その式を計算する、という3段階に分けることができます。
その3段階のすべてに難所をかかえていては、大苦戦になってしまうのは避けられません。
児童は、「お父さんに聞きながら(『コア』の宿題を)やった。」と言っていましたが、さぞ大変だったことでしょう。

塾長は児童にこう言いました。
「あまりにも難しすぎる問題だと思ったら、途中であきらめてもいいんだよ。」
「でもね、自分がどこまで分かっていて、どこから分からなくなったか、それが分かるようにノートに記録しておくんだよ。」
これで、児童が宿題で大きなストレスをかかえることはなくなるでしょう。

1.数文読解。
昨日の授業で児童は、問題文の『利益が40%(40%の利益)』が「40%増し」であることを学びました。
「40%引き」の対義語は「40%足し」ではなく「40%増し」です。
そして「40%増し」は、100[%]+40[%]=140[%]=140/100です。
児童はここまでを習得することができました。

2.立式。
□を使っても使わなくても立式できる問題で、児童はどちらにしてよいのか迷ってしまっていました。
塾長は「どちらでもいいよ。自分の好みで分かりやすいほうを選んでね。」と答えました。
基礎をがっちり固めたら、その先の自由度が大きいのが算数・数学の特長で、そこが勉強していていちばん楽しいところです。
児童が自由に問題を解く喜びを味わいながら、算数の勉強を続けてくれることを塾長は願っています。

3.計算。
「□を使った式」は児童の既習事項です。
そのときに学習した「動かす→計算→動かす→計算・・・・」を繰り返して答えにたどり着くことはできます。
しかし、昨日の授業で児童はもっと簡便でかつ応用範囲の広い解法を学習しました。
それは「約分」を駆使する解法です。
児童は、スムーズに新解法を習得してくれました。
あとは、演習を重ねて習熟度を上げるのみです。

昨日の授業時間の全てを『コア』の1ページに投入しました。
たった1ページですが、そこから学んだことは非常に多かったと思います。

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