2012-04-15

Q.E.D.進学塾の小学6年生~自分の言葉で理解する

Q.E.D.進学塾の国私立中学受験クラス(小6)のKちゃんは「□を使った式」(逆算)で苦労していました。
Kちゃんは逆算の手順を自分なりの言葉で理解していました。計算の順番のことを「番号」逆算のうち1つの演算の移動のことを「1こ動かす」その演算処理のことを「計算結果」というふうに。
Kちゃん命名の単語「番号」「1こ動かす」「計算結果」の3つをノートの右半分に記入し、左半分に数式を書くようにしたところ正答率が20%→80%に跳ね上がりました。自分が何をしたいのかを自分の言葉で整理できたことが勝因です。児童が「自分の言葉」で思考を整理し、それをノートに書きだしてもらうという手法は工程数の多い問題ほど有効であることがよく分かりました。

読み書きをするとき脳の言語を司る部分(言語野)が活性化します。同様に計算をするときは脳の計算を司る部分が活性化するのですがそれと同じくらいに言語野も活性化しているのです。つまり人は計算をするときも頭の半分は「言語」による処理を行っていると考えてよいのでしょう。

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