QED進学塾の高校受験生の夏の学習テーマ(英語編)です。
塾長は、昨日のQED日誌の記事に「この夏に英数を最優先で学習すべき理由」と「この夏の数学の具体的な学習法」について書きました。
今日の記事は「この夏の英語の具体的な学習法」についてです。
埼玉県公立高校入試の英語で毎年決まって出題される問題があります。
5行の英作文を書かせる問題で、通称「5文」と言われている問題です。
英語が得意な子は、埼玉県公立高校入試の過去問の「5文」にいきなり挑戦してみるとよいでしょう。
もし「5文」を完答できなかったとしても、自らの学習課題が見えてくるはずです。
英語が不得意な子にとっては、いきなりの「5文」は荷が重すぎます。
もう少し簡単な英作文の練習から始めてみましょう。
簡単な英作文でもつらい・・・という子も少なからずいるでしょう。
そんな子のための英語学習法です。
1.中1の教科書の基本例文(枠で囲まれた2・3行の短かい英文)を日本語に直す。
2.1.の英文の構成を、文法用語を正しく使って説明する。
3.1.の日本語を英語に直す。(英作文)
これだけだと何が言いたいのかよく分かりませんね。
実際にやってみましょう。
1.This is Tom. → こちらはトムです。
2.第二文型(SVC)。
This=(S)=主語=「は」
is=(V)=述語動詞=「です。」
Tom=(C)=補語=「トム」
「S=C」の関係が成り立つ。
つまり、「CなのはS」と言える。
3.こちらはトムです。→ This is Tom.
英作文の基礎となるのは英文法です。
長文読解の基礎となるのも英文法です。
上記の2.のように詳しく英文法の説明ができるまで反復学習しましょう。
英文法の学習に適した教材として塾長がお薦めするのが『みるみるわかる ステップ式英語』です。
ただし、この教材は塾専用教材なので市販されていません。
「『みるみる』を塾専用教材の出版社に注文してから手元に届くまで待てない。」という人は、今日書店に行って市販の英文法書を買い求めましょう。
市販の英文法書を選ぶにはコツがあります。
分厚い。
重い。
難しい文法用語がたくさん書いてある。
こんなの勉強したら死んじゃう。
そう思った英文法書をぜひ選んでください。
大丈夫。
全部勉強する必要はないので安心してください。
辞書は分厚くて重いですが、全部読む人はいませんよね。
分からない言葉が出てきたときに、それを調べるための道具が辞書です。
英文法書も同じです。
文法的に説明できない英文が出てきたときに、それを調べるための道具が英文法書なのです。
ですから、分厚くて重くて難しくて解説の詳しすぎる英文法書を選んでおけば間違いありません。
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