QED進学塾の高校受験生の夏の重要性について書きます。
夏は受験の天王山。
夏を制する者は受験を制す。
ちょうど1週間前のQED日誌の記事に塾長は、これらの2つの受験格言を書きました。
言い方を変えれば、夏が終わってしまってからやっと本気になって受験勉強を始めても「時すでに遅し。」であると上記の受験格言は言っているのです。
では、受験生にとって夏がいちばんの勝負時であるのは何故でしょうか。
理由の一つは、夏休みがまとまった勉強時間が取れる最後の機会であることです。
そしてもう一つは、夏休みが明けて学校が再開すると受験生全員の目の色が変わることです。
同学年のライバルたちの目の色が変わるとどうなるか。
自分はこんなに頑張っているのに成績が上がらない、いやそれどころか下がっている、そんな受験生が大量発生します。
話を単純化するために、勉強時間で考えてみましょう。
自分が毎日4時間の受験勉強をしていたとします。
ライバルたちの勉強時間も同じく4時間ならば成績は上がりません。
学力の上昇幅が自他ともに同じなのですから、自らの偏差値に変動はないのです。
ライバルたちが5時間勉強していれば成績は下がります。
自分が学力を上積みした以上に他が学力を上積みしていれば、自らの偏差値は下がります。
このように、成績は相対的なものです。
自他の学力の上昇度の比較で決まるのが成績なのです。
秋になっても遊んでいる受験生は誰もいません。
夏の勉強量が足りなかった受験生が、秋以降にその差を挽回しようと慌てて勉強時間を増やしても、他の受験生たちも本気になっているのですから差は縮まらないのです。
8月はまだ半分残っています。
これまでの勉強量が不十分だった受験生は、残り半月に全てをかける覚悟で今日から机に向かってください。
9月になってからの巻き返しは困難だと知ってください。
受験生が勉強しなくていい日など1日もありません。
1日1日を全力で戦う日々の積み重ねのその先に志望校合格の栄冠が待っているのです。
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