Q.E.D.進学塾の中学3年生のNちゃんが、最も力を入れて勉強している教科は国語です。Nちゃんは、毎日の国語学習を欠かしません。
1.文字力。
漢字が読めること、書けること。
2.語彙力。
漢字の組み合わせである熟語の意味が分かること。
3.読解力。
文章の意味を読み取ること。
4.国語力。
上記3つの総合力。
国語学習を単位の小さい順に並べて簡潔に表現したのが上記です。最小単位である漢字が、国語学習の基礎なのです。
Nちゃんの漢字の学習方法はオーソドックスです。
a.問題を解く。
b.採点する。
c.読み書きできなかった字を練習する。
塾長が、「何回書きなさい。」などと細かい指示を出さずとも、自主的に書き取り練習を繰り返すのがNちゃんのえらいところです。
昨夜の授業で、訓読みの難しかった字は、「つくろう」です。
「繕う=修繕する=修理する=直す。」
塾長は、このように教えました。
塾長「『修繕』を読んでごらん。」
Nちゃん「しゅう・・・」
塾長「糸を指で隠したら読めるよ。」
Nちゃん「『ぜん』だ。」
塾長「正解。」
漢字の成り立ちで最も多いのが、形成文字です。形成文字は、意味をあらわす文字と、音を表す文字との組み合わせで構成されています。
つまり、意味を表す部分(前述の「繕」を例にとれば糸へん)を指で隠すと、善「ぜん」という音読みが浮かび上がってくるのです。
「形成文字」を習ったNちゃんは、自分が読み方を知らない漢字の「音読み」を推測する方法を覚えました。
Nちゃんの昨夜の国語の授業で、塾長は「繕」の一文字を教えるのに5分以上の時間を割きました。
漢字は一文字一文字に意味があります。一字をここまで丁寧に学習することで、文字への理解が深まり、学習した字を忘れにくくなるのです。
Nちゃんが、地道な学習の積み重ねによって、確かな国語力を身に着けてくれることを塾長は願っています。
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