QED進学塾の教育理念・授業方針についてQED日誌に連載記事を書きます。
今夜はその第18回目です。
昨夜のQED日誌記事に塾長は、理科の計算問題を不得手とする生徒の抱えている問題点が2つあると書きました。
今夜はそのうちのひとつ、
1.立式ができない。
の解決策についてです。
「式が立てられない。」と言う生徒の多くは、実は単位が分かっていないのです。
密度の単位であるg/cm3を教えても、単位が苦手な生徒にとってそれは、「意味不明の記号」にすぎません。
(1)gが質量の単位であること。
(「質量」と「重さ」の区別がつかない子には、また別の機会に詳しく教えます。)
(2)1円玉の質量が1gであること。
(3)cm3が体積の単位であること。
(4)1辺1cmの立方体(さいころ)の体積が1cm3であること。
まず、塾長はこの4つを教えます。
そして、実物を生徒の手に取ってもらって、大きさや重さ★を実感してもらうのです。
(★手が感じ取るのは「質量」ではなく「重さ」です。)
ここまでやってようやく、生徒にとって「意味不明の記号」だった単位が、実体を伴ったものに変わるのです。
意味不明の記号について考えろと言っても無理な話ですが、実体をイメージできれば考えることができるのです。
さらに、塾長は欲張ってもう2つを教えます。
(5)4℃の水1cm3は1gである。
(6)よって、4℃の水の密度は1g/cm3である。
理科の計算問題を得意とするための第一歩は、単位を理解することなのです。
0 件のコメント:
コメントを投稿