2018-06-17

QED進学塾の教育理念・授業方針~QED日誌に連載記事(18)

QED進学塾の教育理念・授業方針についてQED日誌に連載記事を書きます。

今夜はその第18回目です。

昨夜のQED日誌記事に塾長は、理科の計算問題を不得手とする生徒の抱えている問題点が2つあると書きました。

今夜はそのうちのひとつ、

1.立式ができない。

の解決策についてです。

「式が立てられない。」と言う生徒の多くは、実は単位が分かっていないのです。

密度の単位であるg/cm3を教えても、単位が苦手な生徒にとってそれは、「意味不明の記号」にすぎません。

(1)gが質量の単位であること。
(「質量」と「重さ」の区別がつかない子には、また別の機会に詳しく教えます。)

(2)1円玉の質量が1gであること。

(3)cm3が体積の単位であること。

(4)1辺1cmの立方体(さいころ)の体積が1cm3であること。

まず、塾長はこの4つを教えます。

そして、実物を生徒の手に取ってもらって、大きさや重さ★を実感してもらうのです。

(★手が感じ取るのは「質量」ではなく「重さ」です。)

ここまでやってようやく、生徒にとって「意味不明の記号」だった単位が、実体を伴ったものに変わるのです。

意味不明の記号について考えろと言っても無理な話ですが、実体をイメージできれば考えることができるのです。

さらに、塾長は欲張ってもう2つを教えます。

(5)4℃の水1cm3は1gである。

(6)よって、4℃の水の密度は1g/cm3である。

理科の計算問題を得意とするための第一歩は、単位を理解することなのです。

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