QED進学塾の教育理念・授業方針についてQED日誌に連載記事を書きます。
今夜はその第12回目です。
テーマは中1数学。
【例題】-(-1)+(-2)+(+3)-(+4)+5-6
上記は「正負の数」の「加法・減法」を学習するための例題です。
算数に難のある子でも抵抗なく取り組むことができるのが、この例題の特長です。
「僕は算数が大の苦手だった。だから数学なんてもっと分からないに決まっている。」
そんな子にはまず「数学は分かる。できる。面白い。」と思ってもらうことが第一だと塾長は考えています。
翻って、算数が大得意だった子はどうでしょう。
計算の腕に自信のある子は、我流でも解けてしまいます。
しかし、それが陥穽なのです。
我流の解法は、最短最速の解法からかけ離れていることが多いからです。
どんな試験にも制限時間があります。
だから、「問題を解けること」が目標ではなく、「問題を楽に速く正確に解けること」が目標なのです。
できる子にこそ「楽に速く正確に」を追求してほしいのです。
さて、【例題】に戻ります。
【例題】を「楽に速く正確に」解くには、2つの解法があります。
1.どこまでも基本に忠実に、機械的に最後まで解き切る解法。
2.はじめの1行だけは基本通りでも、2行目で計算の工夫(組み合わせ)をして、3行で答えが出る解法。
正負の数の加法・減法のどんな問題にも適用できる解法1.は、全塾生に必修の解法です。
しかし、どんな問題にも適用できるわけではない解法2.は希望者のみ習得すればよい解法です。
つまり、塾生は「解法1.のみ習得」か「解法1.2.の両方を習得」か、自分の意志で選択できるのです。
数学の話は一旦ここまでにして、明日は算数の話をします。
0 件のコメント:
コメントを投稿