QED進学塾の教育理念・授業方針についてQED日誌に連載記事を書きます。
今夜はその第13回目です。
中1数学についてQED日誌記事を書いた昨夜ですが、今夜は算数についてです。
算数の計算が完璧な状態で、中学に入学してくる子はそれほどいません。
多く見積もっても1割程度でしょうか。
つまり、9割の子は算数の計算に何らかの課題を抱えたまま、中学生になっているのです。
よって、QED進学塾の中1数学の授業では、学校の授業進度に合わせて数学を学習するのと同時並行で、算数の穴を埋める学習をも進めていくのです。
一口に「穴」と言っても、急いで埋めなければならない穴と、後回しにしてもよい穴があります。
では、何が急務なのでしょう。
1.分数。
2.小数。
特に、分数の四則演算は、1年生の1学期中に完璧にすべきです。
学校の1学期定期試験で、正負の数の計算問題が出題されますが、そこで分数・小数は必出問題なのです。
では、どうして小数は分数の次に回されているのでしょう。
答えは簡単です。
小数の計算問題は、全て分数に直して計算することができます。
数学の試験なら分数のまま答えを書いて丸がもらえます。
ところが、分数の計算問題は、小数に直せないことが多々あります。
このような理由から、分数・小数の学習の手順は、
(1)分数の四則演算ができる。
(2) 小数を分数に直して四則演算ができる。
(3)分数で出た答えを小数に直すことができる。★
(4)小数の四則演算が分数に直すことなくできる。
QED進学塾では、毎年この順で授業を進めているのです。
ここで、補足説明があります。
『(3)分数で出た答えを小数に直すことができる。★』
これが3番目に来ている理由は、理科の1分野の計算問題対策です。
理科の計算問題の答えは、小数で書くことが求められるからです。
小数の計算が苦手な子は、途中の計算は分数で行い、最後の答えだけ小数に直して書く、こんな作戦も通用するのです。
「塾生の5教科偏差値を上げること。」
これがQED進学塾の大目標で、それは開校以来11年ずっと不変です。
ですから塾長は、5教科のどの授業をしていても、「他教科の成績も同時に上げることができないか。」を常に考えながら授業をしているのです。
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