QED進学塾の教育理念・授業方針についてQED日誌に連載記事を書きます。
今夜はその第11回目です。
塾長は、昨夜のQED日誌記事にこう書きました。
『国語の学習時間を増やさずとも、国語力を向上させる方法はあるのです。そのひとつが口頭試問です。』
社会科の地理に関する口頭試問によって、社会科の論述問題の高校入試対策と国語力の強化とを同時に行った例を書いたのです。
『国語の学習時間を増やさずとも、国語力を向上させる方法』のもうひとつが「暗唱文」です。
塾長の専門は数学ですから、今日は数学の図形の定理を例にとりましょう。
定理:二等辺三角形の頂角の二等分線は、底辺を垂直に二等分する。
生徒は、30文字近いこの文章をすらすら言えるまで暗唱するのです。
すると、数学の学力が一歩向上するのはもちろんのことですが、国語力も向上します。
長い文章を一括で捉える能力を育てると、文章を読む速度が上昇し、その分ゆっくり考える時間ができる、言い換えれば「試験時間に対しての余裕」を生むことになるのです。
塾長は、定理の暗唱ができるようになった生徒から順に、板書説明をしてもらっています。
生徒は、暗唱文を言うと同時に、黒板に図形を描いて定理を説明するのです。
これは、「文字から実物を想起する」ことの良い訓練です。
文字を読んで実際の姿を思い浮かべること、まさにそれが「読解力」です。
社会科でも数学でもどんな教科を学習していても国語力の強化はできるのです。
塾長のすべきことは、そのことを常に頭に置いて、各教科の授業をすることだと考えています。
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