Q.E.D.進学塾の中学3年生のNちゃんは、私立高校入試を明日受験します。
これに備えて、今夜Nちゃんは「作文」を書きます。
Q.E.D.進学塾の歴代の受験生が書いてきて、すっかり恒例となった「作文」です。
受験生は、自分が不安に思っていることを作文します。
作文といっても、小論文を書くときのように「序論・本論・結論」や「起承転結」といった本格的な文章構成にする必要はありません。
メモ紙に書くように不安点を箇条書きに列記するだけで構わないのです。
大切なのは、どんな小さな不安でも細かく書き出すことです。
「入試会場に無事に到着できるだろうか。」
「試験時間の配分に失敗しないだろうか。」
「試験中に急におなかが痛くなったらどうしよう。」
シカゴ大学の研究班が、この作文に効果のあることを科学的に立証しています。
同学力の学生600人を300人ずつに分けます。一方は試験前夜に作文を書くグループ、他方は作文を書かないグループです。
そして翌日に100点満点の試験を実施したところ、前者の平均得点は後者のそれより5点高かったのです。
この研究結果が発表されたその年から、Q.E.D.進学塾では全受験生に試験前夜の「作文」を書いてもらうことが恒例になりました。
毎年塾長は、この作文の有効性とその根拠について、受験生に説明をしています。これは作文が単なるおまじないやオカルトではないことを受験生に理解してもらい、真剣に作文を書いてもらうためなのです。
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