2021-03-09

QED進学塾の小学5年生~昨日の国語・算数

QED進学塾の小学5年生の昨日の国語・算数です。

国語は『語句1000』『太郎と花子』『読解はかせ社会編』の3冊を学習しました。
適性検査型問題に森林の存在意義に関する記述問題があり、児童は森林の保水力について学びました。
児童は、森林の保水力が失われると洪水被害のリスクが増すことを知り、林野の環境保全に継続的に取り組む必要があることを学習しました。

算数は『コア』『まるいち算』『アインストーンPrimary』の3冊を学習しました。
児童は、『アインストーンPrimary』の「大問3」の内分点を活用した解法について質問をしました。
その質問の内容は「どうして目盛りの拡大・縮小が可能なのか。」でした。
そこで、塾長は児童に定規を用いた実験をしてもらいました。
児童は、10㎝定規の目盛り(cm)の2と5を1:2に内分する点が3であること、4と10を1:2に内分する点が6であること、これらを実験で確かめることによって「目盛りは拡大・縮小できる。」ことを知りました。
児童の最大の美点は、「分からないことを分からないままにしない、分かったふりをしない。」点です。
児童は、家庭学習で生じた疑問点を塾長が児童に聞くより早く、自ら質問をしてくるのが常です。
昨日塾長は児童のその美点を褒めちぎりました。
ぜひ今後も「自ら質問」することを継続してほしいと思います。

「なぜそうなるのか。」を十分に理解できないままに「形だけ覚える。」ことはできます。
ただし、そのようにして覚えたことは、あっという間に忘却の彼方へと消えてしまします。
たとえ反復学習を繰り返すことによって解法の手順を定着化させることに成功したとしても、本質を理解していないのですから同解法を他の問題を解くのに活用することはできません。
ですから、これほど非効率的な勉強はないでしょう。
昨日の質疑応答(定規の目盛りの実験)に要した時間は5分です。
この5分の時間投資を惜しむ理由はありません。
その5分は今後の学習で何倍にも何十倍になって返ってくるからです。
問題の本質を理解しないまま形だけ真似るのパターン学習と、意味を正しく理解したうえでの反復学習には、その学習効果に雲泥の差があるのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿