2018-09-13

QED進学塾の教育理念・授業方針~QED日誌に連載記事(68)

QED進学塾の教育理念・授業方針についてQED日誌に連載記事を書きます。
今夜はその第68回目です。

テーマは中3生の受験勉強について(30)。

3.She gave a book to him.・・・第3文型SVO。
4.She gave him a book .・・・・第4文型SVOO。
第3文型と第4文型の書き換えは、高校入試の頻出問題です。

この種の書き換え問題には様々なパターンがあります。

最も易しいのは、3.から4.への書き換えです。
第4文型SVOOのOOが「(人)に(物)を」であることを知っていれば解けます。

その逆、すなわち4.から3.への書き換えになると、問題の難易度が上がります。
第3文型SVOのOが「(物)を」であることを知り、かつ「(人)に」の「に」にtoを用いることも知らなければ解けないからです。

さらに問題を難しくすることもできます。
上記例題の述語動詞の原形はgiveですが、これをmakeやbuyに代えると・・・
先ほど「(人)に」の「に」にtoを用いたところを、今度はforにしなければなりません。

第3文型と第4文型の書き換え問題は、題意が明確で、問題が作りやすく、複数の出題パターンがあり、難易度の調整も自在です。

これだけの条件が揃えば、この種の書き換え問題が問題作成者に愛され、入試の定番問題となっているのも当然と言えます。

入試頻出問題には、よく出題される「理由」があります。
「理由」が何なのかを研究し、その研究結果を入試対策に生かすこと、それが塾長の大切な仕事の一つなのです。

最後におまけです。
塾長は、前述したmakeやbuyの「for」を「バレンタインの本命チョコ」と教えます。
彼の「ために」(for)チョコを手間暇かけて作ってあげる(make)、貯金をはたいて買ってあげる(buy)と教えるのです。

学習事項に具体的なイメージを結び付けることで、習ったことが覚えやすく、かつ忘れにくくなるのです。

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