2018-09-04

QED進学塾の算数教室~値引きは引き算か、掛け算か

QED進学塾の塾長は、昨日スーパーマーケットに買い物に行ってきました。
今日の台風に備えてです。

塾長は友人を誘って同店に行きました。
塾長が5%引きの葉書を持っていたので、それを友人の買い物にも活用しようと考えたからです。

塾長は、40%引きのデザートを見つけました。
定価は税込み540円。
普段なら高くて手が出ない品です。

塾長「40%引きの更に5%引きだから43%引きだもんね。よし、初めて買ってみよう。」
友人「うん、めちゃくちゃおいしそうね。」

それを近くで聞いていた小学校高学年とおぼしき子が、「え?」という顔で塾長のほうを見ていました。
おそらくその子は「40+5=45%引きでしょ。なんで43%引きなの?」と思ったのでしょう。

ここで、40%引きとはどういうことか、もう一度考えてみましょう。
40%=0.4
1-0.4=0.6
つまり、40%引きとは、定価に0.6を掛け算することなのです。
手順としては、まず引き算、次に掛け算をしています。

では、この考え方を教えるのにどちらを強調すべきかと言えば、文句なく「掛け算」です。

「〇〇引き」という言葉を聞けば、誰だって最初に引き算をイメージします。
だから、そこはさらっと教えてよいのです。

先ほどの不思議そうな顔をした小学生は、「引き算」の意識しかないために45%引きと勘違いしたのです。

定価を1とすると、5%引きの葉書を使えば、
1×5%=5%。
これは、まぎれもなく5%引きです。

ところが、40%引きの商品に同葉書を使えば、
0.6×5%=3%。
すなわち定価の3%引きに相当します。

よって、「40+3=43%引き」が正解なのです。

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