QED進学塾の教育理念・授業方針についてQED日誌に連載記事を書きます。
今夜はその第66回目です。
テーマは中3生の受験勉強について(28)。
【英作文例題その3】(英単語6つ)
彼女は彼に1冊の本を与えました。
【解答】
She gave a book to him.
例題その3は、第3文型SVOの復習です。
【英作文例題その4】(英単語5つ)
彼女は彼に1冊の本を与えました。
【解答】
She gave him a book .
例題その4は、新しく学ぶ第4文型SVOOです。
例題その3と並べてみれば違いは一目瞭然です。
中1からQED進学塾に通塾している生徒が、のちに第4文型を学習するのに備えて、塾長はある「仕込み」をしています。
人称代名詞を「は、の、に・を、のもの、自身」と教えているのです。
教科書には「を・に」の順で載っていますが、そこをわざと「に・を」と入れ替えています。
理由は、第4文型SVOOの「OO」が「を・に」なのか「に・を」なのか迷ってしまう生徒が、毎年少なからず発生してしまうからです。
もちろん塾長は、どうして 「に・を」が正しいのかを正攻法で説明します。
生徒は、それを聞いて納得してくれます。
それでも、1か月以上経ってから塾長が単語数を指定せずに「 『彼女は彼に1冊の本を与えました。』を第4文型で英作文しなさい。」という問題を出すと、生徒はまた迷い始めるのです。
一度でも迷った経験のある生徒は、ほぼ例外なくそうなってしまいます。
だから、塾長は人称代名詞の目的格を「に・を」の順で教えているのです。
遠い将来までを見越した布石を、中1英語の初手から打ちたいものだと、塾長は常々考えています。
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