2018-08-21

QED進学塾の教育理念・授業方針~QED日誌に連載記事(50)

QED進学塾の教育理念・授業方針についてQED日誌に連載記事を書きます。
今夜はその第50回目です。

テーマは中3生の受験勉強について(12)。

塾長は昨日のQED日誌記事に『のちに中1・中2の復習で「進行形」を学習するときに大変役に立つのです。』

どのように役に立つのか、昨日の記事と今日のそれを対比させてみましょう。


【昨日(1)】
受け身の公式=be動詞+過去分詞。
受け身の日本語訳=「された。」「される。」

【今日(1)】
進行形の公式=be動詞+現在分詞。
進行形の日本語訳=「している。」「していた。」

【昨日(2)】
ここで一部の生徒は疑問を持ちます。
「あれ?過去分詞は『された。』だけだったのに、どうして受け身だと『される。』の意味が増えているんだろう。」
もし誰も疑問を持たなければ仕方ありません、そのときは塾長が問題提起します。

【今日(2)】
ここで一部の生徒は疑問を持ちます。
「あれ?現在分詞は『している。』だけだったのに、どうして進行形だと『していた。』の意味が増えているんだろう。」
もし誰も疑問を持たなければ仕方ありません、そのときは塾長が問題提起します。

【昨日(3)】
そのあとで塾長は説明します。
be動詞によって過去と現在を使い分けられることを。

be動詞が過去形すなわちwas,wereのときは「された。」
be動詞が現在形すなわちis,am,areのときは「される。」

【今日(3)】
そのあとで塾長は説明します。
be動詞によって現在と過去を使い分けられることを。

be動詞が現在形すなわちis,am,areのときは「している。」
be動詞が過去形すなわちwas,wereのときは「していた。」

さて、上記の通り、見事な対称性が見られます。

学校授業では、中1で現在進行形を学び、中3で受け身を学びます。
(採択教科書によっては中2で受け身を学びます。)

両者を習う時間的な隔たりが大きいことで、この2つを「全く別のもの。関連性のないもの。」と捉える生徒が非常に多いのです。

しかし、今日の記事のように、進行形と受け身を並べて記してみると、双子のように似通っていることに気づくのです。

塾長は、さまざまな単元を関連させて理解することを是とし、断片的な知識の詰込みを非とする考え方を持っています。

高校受験生は、中1・中2の既習事項の復習をしながら、中3での新出事項をも学習しなくてはならない、忙しい立場にあります。

複数の単元を上手に組み合わせて、効率的に学習を進めたいものです。

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